バレーボール部

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2017.11.27

【連載】全日本大学選手権直前特集『LAST POINT』【第3回】 喜入祥充主将×山﨑貴也副将×加賀優太

 連載の最終回を飾るのはチームをまとめる存在である4年生。喜入祥充主将(スポ4=大阪・大塚)・山﨑貴矢副将(スポ4=愛知・星城)・加賀優太(商4=東京・早実)の3人だ。秋季リーグ戦全勝優勝という輝かしい結果の裏に複雑な思いも抱えていた3選手。ここまでの戦いを振り返って何を思うのか。そして、4年間の集大成を迎えようとしている今の心境とはーー。 

※この取材は11月5日に行われたものです。

「チームを引っ張っていくような存在になっているのかな」(加賀)

秋リーグで抱えていた葛藤を口にする加賀

――まずは最初に他己紹介をお願いします

喜入 スポーツ科学部4年の山﨑貴矢です。紹介・・・。性格は綺麗好きです。細かいというかデリケートで、見た目に反して繊細です。筋肉バカでもあります。

――何か繊細だという面に関してのエピソードなどはありますか

加賀 定期預金してます(笑)。

山﨑 最近解約したんですけど。

喜入 部屋綺麗だったりとか、部屋のベッドの毛玉を取ってたりとか。

山﨑 カミソリで。

加賀 すぐ臭い臭いって言います。

喜入 臭いに敏感なんですよ。こっちは何にも感じなくても、「臭っ!」て。何にも匂ってないやん、っていうのはよくあります。

――寮は同部屋ですか

喜入・山﨑 元同部屋です。

山﨑 喜入が掃除しないので、いない間に・・・。

喜入 夏帰省してたら、「俺もう一人部屋になったから」って(笑)。

加賀 いつだっけ?2年?

山﨑 1年。

喜入 もうそんなか。早かったな。

――続いて加賀選手の紹介をお願いします

山﨑 加賀は・・・。これといった特徴はないんですけど。

加賀 見つけろよ!

喜入 とりあえずイケメンって言っとけよ。

山﨑 とりあえずおしゃれです。本キャンで、通いなので。スポ科のジャージ登校とは一味違います。

加賀 なにそのスポ科コンプレックスみたいなの(笑)。

山﨑 本キャン組はやっぱりおしゃれです。

加賀 普通に服着てるだけでおしゃれってなります。ジャージじゃないだけで。

山﨑 それくらいです。

加賀 あんまりなかったね。

山﨑 なかった。

喜入 いや、頑張れよ!(笑)。ひねり出さないと!

――喜入選手についてお願いします

加賀 喜入はいつも元気です。普通人間ってもう少し気分に波があると思うんですけど、常にテンション高くて(笑)。上級生になってもこんな感じなんだとは思ってなかったので、もともとこういう人間なんだろうなと。あとは以外と周りを気にしてます。ボケてるのも気配りの一つなのかなと。そこまで考えてないのかもしれないですけど。僕が深読みしすぎているのかもしれないですけど(笑)。

――今季の振り返りをお願いします

喜入 この年を振り返ると・・・。春からやってきて、大事なところで取り切れないなということがありました。そんな中でも頑張ってなんとか上位には食い込んできましたが、やっぱり優勝するには何か足りなくて。その足りない部分を自分たちで補えたかと言われるとそうではなくて、秋季リーグもそうなんですけど後輩に助けられる部分が大きかったです。プレーヤーとしてというより、4年の主将として自分は何をやっているんだろうというのがありました。チームとして結果は残せていても、それを素直に喜べないという感じで。振り返るとそういうことばかり考えてしまいます。現実としても4年生の頼りなさが目に見えてきているので、どうにかしないといけないなと思います。

――頼りなさというのは、精神的な面というよりもプレー面での数字においてということですか

喜入 数字も残せていないですし、プレーにおいて最後に頼られて(トスが)上がってきてるという部分も見受けられないですし。全員でというのもありますが、僕ら4年生がチームの中心の軸になれていないというのは感じています。全カレ(全日本大学選手権)を戦いぬく上では僕たち4年生が、勝負どころの一点が欲しい場面で(トスを)上げてもらって、なおかつそれを決められるようにしないと優勝はできないと思います。

――山﨑選手はいかがですか

山﨑 成績だけみたら3位・3位・1位とだんだんとよくなってきています。それでも細かく見てみると、東日本(東日本大学選手権)の3決から秋リーグも自分は出ることができませんでした。4年生という最後の1年で自分がチームの中心になれていないということは悔しいです。最後の全カレへ向けて、自分が中心になって勝ちたいというのがあります。

――加賀選手はいかがですか

加賀 2人も言ったように、結果を見たら大分いい結果を残せていると思います。僕自身もシーズンを通して全部の試合にスタメンで出続けたというのは今までなかったので、そういう部分で見たらチームも勝てているし、自分も常に試合に出て貢献できているしっていう風に思えるのかもしれないです。でも細かく見てみると、秋リーグは僕が唯一4年生として試合に出ていたのですが、チームを引っ張っていくような存在になっているのかなっていうのはずっと引っかかっていました。最終的に勝てたから良かったのですが、その部分を全カレへ向けて何か変えないといけないというのは天皇杯予選で負けた時にすごく感じました。

――天皇杯予選の試合後4年生が集まって話し合っているのが印象的でした

喜入 実際天皇杯予選は勝負どころで、試合に出ていた4年生がミスをして負けたという試合でした。このままじゃ全カレも同じようなかたちで終わってしまうというのは目に見えています。松井先生も僕たちに期待している部分もあって、このままではダメだというのももう一度言ってくださいました。自分たちの中でも何を変えるとかではないですが、しっかり結果を出せるようにということを重視してやっていこうという話をしていました。

加賀 一人一人の学年としての役割やそれぞれのポジションとしての役割を明確にして、それぞれがどうチームに貢献していくかということをもう一度考えるべきなんじゃないかという結論になりました。

――秋リーグを全勝で終えた後に一つ負けたことが、少し考え直すきっかけになったということですか

加賀 秋リーグは勝ててはいたのですが、自分たちでもどこかうまくいっていない部分があるのが分かっていて、天皇杯予選でそれが具体的にかたちになって出てしまったという印象です。

――秋リーグの優勝も手放しで喜べるものではなかったということですね

加賀  活躍していたのは下級生だったので、4年生としては下級生が頑張ってくれたから勝てたという印象が強いと思います。僕自身そんな感じでした。

喜入 自分の中で、この結果に喜んではいけないと思う自分がいました。チームが勝てたことは嬉しい気持ちはありますが、そこに自分がどういう役に立てたかって捉えるとそうでもなかった気がします。もっとチームのために何かしないといけないなという気持ちが強かったです。

山﨑 チームとしては、下級生が頑張ってくれて、優勝という結果は嬉しいですが、個人としては全く嬉しくなくて。それはやっぱり、4年間やってきて、その集大成としての最後の年に出れないということに対して悔しいという気持ちしかないです。やっぱり自分の力で勝たなくてはという気持ちが心のどこかにありますね。

――それらを踏まえ今はどのような練習をしていますか

山﨑 秋リーグと天皇杯で出た課題をどう克服するかという練習をしています

加賀 それが具体的に何かってことでしょ

喜入 宮浦(健人、スポ1=熊本・鎮西)と堀江(友裕、スポ2=和歌山・開智)が合宿に参加していていなかったので、チーム練習をそんなにできるような状態ではなかったです。基礎の練習をもっとやらなくてはいけないというところがあったので、基礎練習をやる中でもこの時期なので。量というよりは質を意識して、試合前にやるような練習ではあるのですが、レシーブの基本の形やサーブレシーブの練習をするだとか基本的なことを中心にやっています。

――その中で今のご自身の課題などはありますか

加賀 僕は個人的にスパイクでストレートのコースの精度が低いということを東日本インカレの時から感じていました。秋リーグでも結果は出ていなかったですし、自分の得意コースであるインナーやクロスだけではなく、勝つためにはストレートのコースの精度を高めないといけないということを日体に負けて感じたので、そこを意識してスパイク練習に取り組んでいます。

山崎 今季試合に出れなかった要因はスパイクだと思っていて、スパイクが圧倒的に遅くて、遅い低いコースが悪いというのが揃っていて決まらなかったのだと思います。もう一度クイックの速さや高さやコースを確認して、その上でラリー中に自分で冷静にトスを読んでスパイクを打つということを課題にしてやっています。

喜入 自分に関しては、自分の考えたように体と結果がついてこない部分があります。自分の中にスパイクだったらこういうフォームでこういうコースに打つっていうイメージがあるんですけど、そのコースにうまいことボールが飛んで行かなかったりということがあります。天皇杯でもそういう場面が結構あって、自分のこれまでの経験上、ここに打ちたいというのがあったんですけど、そこに打てずに結局ミスという形で試合に負けてしまったりしました。そのボールコントロールじゃないですけど、自分の本能というか、「ここ」と決めたところに打ち込める強さが出ていなかったので、こういう打ち方でここに打つとか、レシーブにしても、この位置取りでここに上げるというように自分の経験と勘を頼りにしてきた部分があるので、そこを研ぎ澄ましてもっと思い通りにボールを動かせるようにならないといけないなと感じています。

――それぞれプレーヤーとしてお互いはどのような存在ですか

加賀 喜入は僕よりもバレーの経験も知識もあって、高いスキルも持っています。ざっきーだったらブロックをどう出すかとか喜入だったらスパイクをどう決めるかとか僕よりもいいものを持っているので、そこは自分が困った時にアドバイスをもらいに行くような存在です。

喜入 2人とも僕にないものを持っていて、加賀だったらスパイクの高さだたりとか、ブロックの上から打てるということが彼の強みだと思うし、山﨑はセンターの中では小さいほうですが、早大の中では大きいほうなので、そのでっかい体を使ったパワフルなプレーがあります。山﨑は最近はあまり試合に出されていないですが、そういうプレーができる選手だと思っているので・・・。そういう存在かと言われると難しいですが、日大戦も山﨑のサービスエースで試合が決まったのですが、ああいう場面でサーブが山﨑に回ったりすると、もしかしたら何かやってくれるんじゃないかということをコートの中にいて感じさせてくれる選手です。加賀に関しては・・・。コートに一緒に入っている時は「うわー」って思う時もありますけど、トスが低かったり合っていない時は怖い部分もあるんですけど、しっかりしたトスが上がっていれば安心して見れるというか、高さを武器にいいプレーを出してくれるのですげーなーって思える存在です。

加賀 最後の方片言すぎない?(笑)。

山﨑 喜入は、早大の中で一番コートに立っているのが喜入だと思うので、一番信頼できると思います。こういう時にどうしたらいいかとか早大のバレーボールを一番知っている選手だと思います。加賀はこのチームの盛り上げ担当でもあり、高い打点からバシッと打ってくれるのでこのチームの火付け役だと思います。

――山﨑選手と喜入選手は交流の多い高校同士でしたが、お二人の出会いはいつだったのですか

加賀 中学?

山﨑 いや、出会いは高校の練習試合です。

喜入 JOCで愛知とも当たったのですが 。

山﨑 自分がその時たまたま別の合宿に行っていて、いなかったので、会ってはいないです。

喜入 高校の練習試合が最初ですね。

山﨑 そこから何回か。何回もか。

喜入 何回もずっと。3年間毎週のように。

――毎週練習試合をしていたのですか

山﨑 ほぼ毎週練習試合なのですが、こっちくるかあっち行くかで。週末はだいたい土日朝から大阪に行くか、大塚が愛知に来るかで。

――結構遠いですよね

喜入 遠いですけど。

山﨑 うちの監督は運転速かったので(笑)。

喜入 うちの監督も速かったです(笑)。あれ?愛知ってこんなに近いんだっけ?っていう。

山﨑 3〜4時間かかるはずなのに全然かかんない。

喜入 ほんまにな。朝この時間に出たら昼から合流かって思ってたのに、朝一からゲームしてるみたいな。

――お互いの印象で覚えていることなどはありますか

喜入 印象は・・・。ただのゴリラでしたね。ほんまに。ずっとこんな感じだったので、体つきが。あの頃よりでかくなってますが、高校の時もでかかったので。星城の中では高めのトスだったのですが、そのトスを全力で打ち込んでくるっていう。ゴリゴリのほんまにゴリラっていう印象でしたね。サーブもガン攻めみたいな(笑)。

山﨑 全プレー思いっきりやるやつね。全部100%。

喜入 腕はこっちに振ってるのに、ボールはこっちにスパーンっていうのもあったりして、こいつ色んな意味で化け物やなって思ってました。

山﨑 自分の印象としては、うるさいなと。やかましいやつだなと。会ったと思ったら、あんまりここで言えることじゃないんですけど、余分なことばかり言ってきて。毎週のように。毎週のようにしつこく、大塚全員揃ってうるさいやつだなっていう印象でした。

――大塚高校の皆さんが全体的に賑やかだったのですか

山﨑 そうですね。うるさいです。星城にも何人かはいるのですが、大塚はうるさいやつばっかりでした。

喜入 うるさいやつっていうか明るいやつって言ってほしいですね。山﨑はデリケートなので、うるさいやつって思うかもしれないですけど。みんな明るいやつでどことでも仲良くなるっていうか。ほんまにフレンドリーなところだったので。ざっきーは口数が少ないというか、何言っているのかわからないというのをいじりの対象にしてみんな話かけやすかったんじゃないですかね。山﨑に関しては。

山﨑 最後はいじる側からいじられる側に・・・。

喜入 なんやろな。なんであんな仲良かったんやろな。

山﨑 なんでかわかんないけど仲良かったな。毎週会ってたので。顔覚えて名前覚えて。また会ったなみたいな感じで。

喜入 星城の中でのいじりの対象もわかるくらい。先輩も仲良くて。

山﨑 毎年恒例のグループみたいなのがあって。そのグループ内で練習試合したりもするので、歴代仲良くなりますね。

喜入 僕と星城の先輩も普通に喋るとか。同期間だけじゃなくて、ほんまにごちゃごちゃの。

山﨑 星城だったら普通に大塚の一個上の先輩もすごいいじったり。呼び捨てして「よお!」って感じで。下からもいじられるみたいな。

喜入 そこまで上下関係もきつくなかったので。するところはちゃんとしますけど。ふざけていいところは全然あって。

山﨑 先生の前ではさん付けしてました。あとはもう適当に・・・。2個下までは全員生意気なので。大塚も星城も。

喜入 普通にあだ名で呼び合ったりしてました。

山﨑 そんな感じです。

――では加賀選手と山﨑選手は大学で初めて会われたのですか

山﨑 自分は大学で初めて会ったと思っていました。

加賀 違う、違う(笑)。

山﨑 実は違う大会らしいです・・・。

加賀 本当は一番最初はJOCの練習試合で、中3の時です。めっちゃでっかいやついるなと。全中選抜に選ばれていて(山﨑が)いることは知っていたので。それが一番最初で、その次に高校の時も試合をしていて。割と大きい大会だったので僕らはフルメンバーでやっていたんですけど、星城はもうその時三冠していて。僕らの代の一番最初くらいの時期で、星城もちゃんとしたメンツで来てくれたんですけど、石川(祐希、中大)がセッターやってたり。神谷(雄飛、東海大)がサイドやってたりして・・・。

山﨑 そうだね、石川と武智(洸史、中大)でツーセッターで自分と神谷でサイドやって。それと下級生みたいな。

加賀 めっちゃなめられてる(笑)。試合は何回かやっているんですけど、ざっきーは多分気付いてない。

山﨑 全く知らなかったです。後から聞いて、「おー、いたんか」みたいな。

加賀 僕っていう認識はしてなかったらしいんですけど、なんかちっこいのいるなっていう認識はあったみたいです。僕小さかったので。僕はちゃんと認識してたんですけど。テレビとかで見てたので。あー、これが山﨑かってなりました。

――では山﨑選手は初対面の印象などは覚えていないのですね

山﨑 完全に初対面はこの大学で会ったときだと思っていました。「あー、早実なのか。早実ってなんか聞いたことあるな」って。試合した気がするなと思って聞いてみたら、千葉選抜だったって言われて、「あれ?千葉選抜JOCでやったな」ってなりました。会ったことあるのかってなりました。

加賀 やっぱり三冠してるやつの言うことは違うな。

山﨑 土屋(健太郎、スポ4=群馬・高崎)なんかも一緒ですね。あいつもJOCで当たってて、高校でも練習試合やってたのに、大学で初めて会ったと思ってて・・・。実はすでに結構会ってましたね。

喜入 土屋とはやったことなかったなあ。

山﨑 全員JOCやっていたので絶対会ってはいるはずなんですよ。

加賀 土屋は高校の時めっちゃ練習試合してました。高崎高校と。 

山﨑 廣瀬(雄大、法4=京都・洛南)と喜入がJOC同じチームで。

喜入 大阪北やな。

山﨑 誰かしら絶対一回はJOCで会っているんですけど、まあ覚えてないですね。

加賀 多分JOCで全員対戦してるよね。練習試合とかも含めたら。

喜入 群馬だけなかったな。高崎だけ。

山﨑 そんな感じですね。

――4年間ともに過ごされてきて、お互いに下級生の頃と変わったなと感じるところはありますか

加賀 あんまり変わってないよね。

喜入・山﨑 変わってないね。

山﨑 性格もこんな感じでしたね。立場が変わったくらいで。1年か4年かで先輩がいるか後輩がいるか。

喜入 そうやな。人として変わったことは全然無いのですが、今まで先輩から色々いじられてきたのがいじられなくなったというだけで(笑)。

一同 (笑)。

喜入 自分らがいじられてきた分、後輩をいじるみたいな(笑)。

山﨑 そこはちゃんと受け継がないとね。

喜入 そう、先輩から受け継いだものをね。下に流していかないと(笑)。

加賀 下積みをね。

喜入 それぐらい?

山﨑 人としては本当に変わってないね。

――一番いじられているのは誰ですか

喜入 え、誰やろ?

山﨑 それは多分、今坊主になってる・・・。

加賀 それは前からじゃない?

山﨑 誰かがまとめていじられるというよりは、この人がこの人をいじるみたいな感じですね。

喜入 一人に対してめっちゃ言うとかじゃなくて。

山﨑 目の前にいたらいじるみたいな。

一同 (笑)。

山﨑 こいつがここにいたらとりあえずいじるみたいな。

「遊んでる場合じゃない」(山崎)

天皇杯予選後の危機感について語る山﨑

――秋季リーグと天皇杯予選が終わった後のオフはどのように過ごされましたか

山﨑 授業もなくて。昼過ぎに体育館来て、筋トレしてボール触って、帰って、飯食って、寝てました。それを一週間・・・。

喜入 (天皇杯予選の)次の日の月曜日から、やべえと思って。ちゃんと体育館きてトレーニングして。

山﨑 遊んでる場合じゃない。

喜入 ほんまにやばいと思って。

山﨑 ここにきて危機を感じて。

喜入 ここ(体育館)に来て練習してました。

山﨑 でも、どっかで一回だけ映画見に行きました。

加賀 俺何してたっけなー。本当は天皇杯予選の次の日富士急行く予定だったんですけど・・・。そんな気分じゃなくて断りました。でもなんかしたんだよなー。覚えてない。

山﨑 入れ替え戦見に行った。

加賀 そうだ!幼馴染で幼稚園から一緒で、小中同じチームで、僕がエースでその子がセッターだったんですけど。その子の引退試合が2部・3部の入れ替え戦だったので。宇都宮大学のセッターやってるんですけど。その入れ替え戦を見に行きました。

――みなさんバレー中心に過ごされたのですね

加賀 そうですね。普段よりは自主練に使いましたね。

山﨑 そんなに普段も遊ぶタイプではないので。気が向いたら映画行くくらいで。

――最近は何を見ましたか

山﨑 「IT(イット)」ですね。一昨日から始まったやつです。後輩二人引き連れて見に行きました。

加賀 ホラー映画?

山﨑 ホラーだね。

喜入 あ!カラオケ行きました。秀人(熊野、スポ3=大阪・河南)と駿介(中村、スポ1=大阪・大塚)とカラオケ行きました。この前も光輝(小林、スポ3=長野・創造学園)と優斗(スポ3=山口・宇部商)を連れてカラオケ行きました。カラオケは「モコモコ」っていういいところがあるんで。

山﨑 名前(笑)。

加賀 田無?

喜入 田無。行きつけのところがあるので。飲み放題とソフトクリーム食べ放題で食べながら楽しく歌ってます!

加賀 なんの話だよ(笑)。

――定番曲などはあるのですか

喜入 定番曲・・・。

加賀 「北斗」?

喜入 いや、「北斗」は・・・。

山﨑 違うよ。あれだよ。「甲賀忍法帖」。

喜入 「甲賀忍法帖」もまあ。「最後の雨」は歌う。ちゃんと歌うから!

山﨑 ふざけてない?

喜入 ふざけてないから。僕は「最後の雨」は歌います!

一同 (笑)。

喜入 いろいろふざけて歌う曲もあるんですけど。定番曲は「最後の雨」で!

――みなさん黒鷲旗や夏合宿など遠征する機会もありますが、何か遠征先での思い出はありますか

山﨑 言えないやつが一個・・・。

喜入 言えないやつな。

加賀 大体合宿の初めはジェイテクト(ジェイテクトSTINGS)に行かせていただくんですけど。その時に一個上の関さん(秀優、平28スポ卒)が愛知の企業に就職したので、見に来てくれて。夜も一緒にご飯食べたりして、今年はそういうイベントがありました。あと加藤さん(久典、平28スポ卒・現サントリーサンバーズ)が。

喜入 加藤さんが温泉に連れて行ってくれて。めっちゃ良い湯に浸かれました。

加賀 あれ良かったね。

喜入 まあ最後タクシー拾えなくて(笑)。苦労した部分もあったんですけど。優しい先輩だなと思います。

加賀 遠征先のエピソードそんくらいかな?

山﨑 俺いなかったし。黒鷲旗も夏合宿もいなかった。

加賀 そっかあ。

喜入 結構メンバーいなかったりするんで、合宿で。

――喜入選手は今年直属の後輩である中村選手が入学されました

喜入 かぶってはいないのですが、父親同士が同じ職場で小さい頃から面識がありました。小さい頃から遊んでたりしたので、仲は普通にいいです。感じ的には遠い親戚みたいな感じです。小さい時から見てたやつって感じです!

――アンケートでは加賀さんの一発芸がすごいというお話がありありましたが

加賀 一発芸・・・。

喜入 するやつは他にもいるんですけど。印象に残るネタができるのが加賀で。僕らが1年生の時に一番4年生を満足させて他のは加賀でしたね。

加賀 僕らが1年生の時の4年生が笑いに対して貪欲で。めちゃくちゃ大変でした(笑)。

山﨑 加賀と廣瀬がやってましたね。

加賀 急に求められるので。仕事してる時とかに、「それを面白くやれよ」って。意味がわからない(笑)。1年生の時は本当にがむしゃらにやってましたね。

喜入 僕らもそういうのを見てきて、ここまで来たので、後輩にそういうのを求めたりするんですよ。たまにやるんですけど、できるやつがいなくて。時代の差を感じてます(笑)。

加賀 僕も3年間やっていない間に錆ついちゃいました。社会人に向けてもう一回磨いていかないとっていう感じですね(笑)。

――新たに1年生が入学されましたが、面白い人を挙げるとすれば

喜入 豪ちゃん(村山、スポ1=東京・駿台学園)面白いっす。

山﨑 やっぱり豪ですね。

加賀 えー、宮浦。

喜入 それはまた違うじゃん。

山﨑 見てて面白いのが宮浦で、いじって面白いのが村山です。

喜入 宮浦は締めの挨拶とかですぐ噛むので。見てて面白いです。「そこで笑かしてくる?」っていう部分で笑わせてくるんで。不意に来るんで

加賀 あいつは真面目にやってて、笑われちゃうんで。ちょっと悔しそうな顔してます(笑)。

山﨑 村山は単純に反応が面白いです。

喜入 性格も面白いので。

山﨑 いいやつなんですけど。

喜入 プレーとかになると、普通に結構グロテスクなワードが出てきます。

山﨑 相手に対して・・・。

喜入 駿台で同期だったやつとかと戦う時とかは、もうすごいです(笑)。

山﨑 すごい口悪いです。

喜入 裏の豪ちゃんが出てくるので、見てて面白いです。

――普段の様子からは想像できないですね

喜入 点取れなかったらもうすごい舌打ちとかしてますし、暴言も吐いてます(笑)。やってやった!っていう時はハイタッチがめっちゃ強いです。

加賀 痛い・・・。

山﨑 痛い痛い。

――最近ハマっていることはありますか

喜入 「ドラゴンボール」見てます。最近ハマり出して。風呂浸かってる時とか、ユーチューブで「ドラゴンボール」の名場面とか見たりしてます。感動するなーっていう場面結構多いので。名場面めっちゃ見てます。

山﨑 最近ある漫画にハマってまして。「はじめの一歩」っていう漫画なんですけど。それに感化されてしまって、ボクシングに興味持ってしまいました。

加賀 ボクシングやりたいんだよね?

山﨑 今ハマっている第一位はボクシングです。この前も試合見て「すげーな」って思ってました。

加賀 僕は今すごい好きなユーチューブのチャンネルがあって。ニュージーランド人の男性と日本人の女性が結婚して生まれたハーフの子供と、ニュージーランド人のお父さん3人を映した映像、大体食事のシーンなんですけど(笑)。それ見てるだけでめっちゃ可愛くて。子供大好きなんですよ。めっちゃ可愛くて。めっちゃ癒されます。

――話は少し変わるのですが、早大の男子部はセカンドユニホーム着な いですよね

一同 あー。ないですね。

山﨑 もともとは白もあったみたいです。僕たちが高3の時の大学4年生とかまではあったみたいで。でもその頃から、白のユニホームは伝統として違うってなって。もう一回、伝統であるエンジのユニホームを着て試合をしようっていうことで、エンジ一色になりました。

喜入 エンジばっかりだと嫌じゃないですか。だから多分白とかを多めに着ちゃったみたいで・・・。エンジに結構強いこだわりもあって、なんでエンジじゃないんだということで、そこからエンジだけになりました。

山﨑 セカンドの代わりにエンジがいっぱいあります。

「4年生が頑張ってきたチームだと思ってもらえるような試合を」(喜入)

全カレへの熱い思いを真剣な眼差しで語る喜入

――ではここから全日本インカレに向けたお話を伺っていきたいと思います。トーナメント表が発表されましたが、それを見ての印象は

喜入 周りに比べると良い山に入ったなというか・・・。

山﨑 自分たちがやるべきことをしっかりやれば勝てるチームがいるなと・・・。

喜入 思っています!

加賀 そうです。

――センターコートに立つまでで気になる大学といえば東海大ですか

山﨑 東海もどうかは分からないですね。

喜入 上がってくるなら東海とか。あと龍谷も今回関西1位で。毎回準決勝、準々決勝で関西のチームに苦しめられているのが経験上あるので。そこはちょっと気にしていかないといけないと思います。

加賀 まさしくだよね。2年前準々決勝・・・。 大田区総合体育館で。

喜入 先に2セット取られてて。あとがないところからフルセットに持ち込んで取りきって。

山﨑 あと去年も。

喜入 去年も近大になんかうまくいかなくて。セットを取られて、危ない試合になってしまったので。

――2年連続で3位という結果に終わっています

喜入 中大に阻まれている感じがありましたが、今年はしっかり逆の山に入ることができました。今年こそはしっかり決勝のセンターコートに入って勝ちたいと思います。

山﨑 そんな感じです。

――ご自身の今の状態としてはいかがですか

加賀 体に違和感があるとか、痛いところとかはなくて集中してプレーに取り組めている状態なので、最低限そこだけは維持したいと思います。ここからまた上げていければっていう感じです。プレーが絶好調というわけではないですが、最低限のコンデションは整っています。

山﨑 秋リーグの途中で落とされたということで、そこから一回切り替えて、もう一回自分の中でスパイクを考えて打っていて、最近ようやくクイックに関してつかんできた部分があります。プレーに関しては大分良くなってきてはいるので、あとはどこまで上げていけるかという問題だと思います。ケガなどは特にないので、状態もいいので、大丈夫だと思います。

喜入 自分自身今までにないくらいトレーニングとかもやってきて、筋力トレーニングの部分では普段より重い重りでやっています。今まではケガをしないように、控え目で筋肉を維持するという部分にこだわってやっていたんですけど、残り一ヶ月を切ってるので、自分の限界にチャレンジしてます。今までどおりじゃやっぱりダメだと思うので、この4年間の中で一番いいプレーができるように、その準備を今やっている途中です。

――改めて全日本インカレでの目標をお願いします

喜入 日本一です!勝つっていうところで。よくを言えばほぼほぼ失セットをすることなく決勝までいきたいです。

山﨑 同じく、日本一で優勝することが目標です。でも個人的に、自分が活躍して優勝したいということが目標です。

加賀 できる限り、秋リーグみたいなかたちじゃなくて、もっと4年生が試合に出て、勝ちに貢献した状態で日本一という結果を残せれば一番いいかなと思います。

――優勝するために、チームとして必要なことは

喜入 真ん中ですかね。ほんまにパイプだったり、センター陣の攻撃がないと、自分たちは厳しいので、そこをしっかり軸としてチームをつくっていくという部分が重要になってくると思います。あとは自分たちはサーブをウリにして一年間やってきたので、その部分をしっかり出すということが大事だと思います。

山﨑 同じです。

加賀 全部言っちゃう(笑)。

――この大会が学生生活最後の大会となります。4年間の集大成として今大会にかける思いにはどのようなものがありますか

加賀 僕は高校まで、この2人とか他のスポーツ推薦の選手に比べたら、全然実績がない状態で入部して、それでもこうやって試合に出させてもらって、早大のバレー部でバレーはもちろん人間としても成長させてもらったなというのを感じています。基本的にバレーは、バレーだけじゃないですけど、最後は自分のために全カレを戦い抜くということも大事だとは思いますが、僕はすごく監督の松井さんだったり、OBの方だったり、今ままでお世話になった人のために、日本一という形で引退・卒業できたらという思いが強いです。

山﨑 まずはこの4年間お世話になった早大というチームで自分たちはまだ全カレで優勝できていないので、最後に優勝というかたちで感謝を伝えられたらと思います。あとは個人的に、勝った時に自分がコートに立っている状態がベストだと思います。まだこの先バレーは続けるかもしれませんが、これが最後の区切りだと思うので、自分がコートに立って優勝したいです。

喜入 4年間の集大成ということで今までで一番いい状態で臨みたいと思っています。僕ら4年生が頑張ってきたチームだと思ってもらえるような試合をしたいと思っていますし、そう思ってもらいたい反面でやっぱり自分たちには結果が求められるので、結果も残したいです。今年に関しては松井監督やOBの方々も気持ちの入っている部分があって、今年こそはと思っていると思うので、その気持ちを無駄にしないように、その気持ちに応えられるようなプレーができるようにチーム全体を優勝に導くことができるように全力を尽くしたいと思います。

――最後に意気込みをお願いします

喜入 4年間の集大成として、今までで一番いいプレーを出していきたいです!

山﨑 最後なので全部出して優勝したいと思います。

加賀 僕は2人と違って、本気で取り組むバレーは今年が最後なので、小学校2年生から始めた14年間のバレー人生の本当の集大成なので、誰よりも本気で取り組まないといけないと思いますし、やり残すことのないようにちゃんと準備をして、悔いのない結果を残したいです。

――ありがとうございました!

(取材・編集 杉山睦美)

全カレへ向けての決意の言葉とともに撮影です

◆喜入祥充(きいれ・よしみつ)(※写真右)

1995(平7)年5月30日生まれ。身長172センチ、最高到達点337センチ。大阪・大塚出身。スポーツ科学部4年。持ち前の明るさで今回の対談も盛り上げてくださった喜入選手。コートに立っている時も、アップゾーンにいる時も変わらずに常に声を出し続け、チームを鼓舞する姿が印象的です。喜入選手ほど主将というポジションが似合う選手はそういないかもしれません。自分の限界に挑戦するという最後の全日本インカレ。「小さな巨人」の活躍に期待がかかります。
色紙:「闘志」

◆山﨑貴矢(やまざき・たかや )(※写真中央)

1995(平7)年4月30日生まれ。身長192センチ、最高到達点340センチ。愛知・星城出身。スポーツ科学部4年。ボクシングにハマっているという山崎選手。クールなイメージがありますが、4年生として副将という立場になってからは、コートでよく声を出し、後輩にアドバイスをする場面がより増えたように感じます。言葉の端々に試合に出場することへの強い思いが感じられました。全日本インカレでの勇姿に注目です。
色紙:「思いきり」

◆加賀優太(かが・ゆうた )(※写真左)

1995(平7)年12月12日生まれ。身長181センチ、最高到達点335センチ。東京・早実出身。商学部4年。自らを早大のバレー部で成長させてもらったと語った加賀選手。出場機会の少なかった下級生の頃から着実にステップアップし、今では早大のエースへと大きな進化を遂げました。14年間のバレー人生の集大成として臨む全日本インカレで高さを武器に得点を量産する姿を目に焼き付けましょう。
色紙:「泥臭さ」

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