卓球部

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2017.05.02

【連載】春季関東学生リーグ戦直前特集『Never Stop,Never Settle!』 第3回 竹岡純樹×平野晃生×中窪康喜 

 開幕まで間近に迫った春季関東学生リーグ戦(春季リーグ戦)。1年生時から試合に出場しチームの中核を担ってきた竹岡純樹(スポ4=青森山田)、平野晃生(スポ3=山口・野田学園)、中窪康喜(教2=静岡学園)。春季リーグ戦でも要所での活躍が期待される三人にチームの調子、ワセダの伝統、春季リーグ戦への意気込みを伺った。

※この取材は4月25日に行われたものです。

「優勝を狙える位置にいる」(平野)

丁寧に質問に答える三人

――春休みは何をしていましたか

竹岡 基本外に出歩かないんで、夜に友達とごはんに行くぐらいですかね

平野 自分もごはんとか行ったりしますね。でも家に居ることが多いです。

中窪 普段は家に居るんですけど、UVERworldのライブに行きましたね。

――新年度が始まりましたが、授業や練習などで変化はありましたか

竹岡 僕は3年間でほぼ単位は取り終わっているので、新学期に入ってほぼ毎日、練習場に最初のコマからいますね。そういう面で、練習量が少し増えてるかなと思います。

平野 学年が1つ上がったんで、コーチ陣から言われることも多くなったので、そういう面で環境は変化していると思います。

中窪 僕も去年は、先輩に練習してもらったり積極的な姿勢を見せてもらったので、逆に自分も2年生として積極的に練習したりしていきたいです。

――春季リーグ戦が近づくにつれて、部の雰囲気に変化はありますか

竹岡 あと10日くらいしかないので、春休みと比べると練習はシビアにやっています。

平野 昨年以上に戦力も揃って、優勝も狙える位置にいると思うので、みんなそのへんの雰囲気を感じて練習しています。

中窪 上級生の方が集中して練習していたり、私的に練習したりしているのを目にすることが多くなったなと思います。

――2月に千葉で合宿をされたそうですが、強化したポイントはありますか

竹岡 今回の合宿はトレーニングのために行ったので、球は全く打ってないですけど、その中でみんな一緒に追い込んだり、ミーティングをしたりする中で、リーグ戦優勝しようという気持ちは高められたのは良かったと思います。

平野 走り込みが多かったので足の強化には生きてきていると思います。サーキットなどのメニューをみんなで声を出しながらできたのが、チームとして良かったんじゃないかと思っています。

中窪 春休みという長期休暇の中で、このような合宿をすることにより、きちんと目標を定められたのは良かったと思います。

――冬から春にかけて、それぞれ個人で鍛えたところはありますか

竹岡 僕はチキータというより、どちらかというとフォアで払うなどの台上技術を強化してきたつもりです。

平野 今までバックハンドに頼ってしまう部分があったので、フォアハンドを強化することは意識していました。

中窪 僕は試合だと攻めすぎちゃって、自分の調子に結果が左右されてしまうことが多かったので、ラリーを続ける意識で練習をして、緊張した場面でもラリーを続けられるようにしました。

――竹岡選手は東京選手権に出場されましたが、練習の成果は現れていますか

竹岡 カットマンと試合した時も、長いラリーに打ち負けませんでしたし、自分が台から下がった状態でも強烈なボールが打てていたので、成果は出てきていると思います。

――平野選手は立川オープンを腰痛で棄権されましたが、現在のコンディションはいかがですか

平野 最近はストレッチの時間をしっかり取って、腰やお尻などを中心に体のケアに気を遣っています。

――中窪選手は亀田オープンに出場されましたが、内容を振り返ってみていかがですか

中窪 個人戦でなかなか勝てていないんですが、その中でサーブレシーブに課題を見つけられたと思います。日頃打ち慣れていないラバーの球に対応しきれなかったので、そこが上位選手との差かなと思っています。

――上村慶哉主将(スポ4=福岡・希望が丘)はどのような主将ですか

竹岡 そんなに変わってないですね(笑)

平野 他の部員に声かけをして、うまく部員をまとめているのは感じます。

中窪 気づいたら練習とかしているので、上村さんは背中で語っているイメージがあるんですが、主将になったことでより際立って見えます。

――影で支えてくれている山下浩平主務(スポ4=東京・早実)について感じていることはありますか

竹岡 忙しそうですね(笑)。あいつ自身も卓球が好きな中で、自分を殺してよく頑張ってくれていると思います。

平野 休みの日に仕事をしたりして、部のために動いてくれているので、ありがたいです。

――後輩として入ってきた緒方遼太郎選手(スポ1=東京・エリートアカデミー/帝京)にはどんな印象を持っていますか

竹岡 緒方はすごい真面目な人なんで、あんまり冗談とかも通じない感じなんですよ(笑)。でもいざ練習となると本当に真面目なんで、こっちもちゃんとやらなきゃなと思います。相当ストイックです。

――中窪選手は1年目の自分と対比させてみるとどうですか

中窪(緒方選手は)自分に自信を持ってプレーしていると思います。

ワセダの伝統

平野が春季リーグ戦優勝のカギを握っている

――早大卓球部は、練習時間などに特徴はあるんですか

竹岡 他の大学を見てると、全員授業が終わってから一斉に夜まで練習っていう大学が多いと思うんですけど、僕たちは平日、自分の空き時間に練習しているので、みんなで一緒にというのは少ないと思います。そこが伝統といえば伝統だと思っていて。時間に縛られずに練習できるのは、いいところだと感じてますね。

――コーチ陣はいつもいらっしゃるんですか

竹岡 監督さんは早大の職員なので、平日は仕事が終われば顔をだしてくれます。

――早大卓球部には伝統的にしている練習はありますか

平野 トレーニングを毎日しっかりやるのは、早大の伝統であり、他の大学とは違うところかなと思います。

――どんなトレーニングをするのでしょうか

竹岡 日によって違うんですよ。今日はここを鍛えようとか。トレーニングコーチにメニューを送ってもらうので、それをみんなでこなす感じです。これは僕が1年生の時からやっていますね。

――4年に一度、お寺に行って精神修行のようなものをしていると聞きましたが、どのようなことをするのでしょうか

竹岡 僕は行けなかったんですよ(笑)。

平野 朝5時に起きて座禅をしたり、お経を読んだりしますね。一泊二日なので、お寺の修行体験ていう感じです。

――早大が試合前にやる、ゲン担ぎなどはありますか

竹岡 毎日リーグ戦に行く前に、みんなで学校で校歌を歌うんですよ。「よし行こう」みたいな。試合会場で歌う前の、ちょっとしたリハーサルって感じです。

――その他にご自身で行っているルーティーンなどはありますか

竹岡 僕は試合中、綾鷹しか飲まないんですよ。

一同(笑)。

竹岡 なんか綾鷹しか飲まなくて、それはちょとしたルーティーンです。1年生の時に飲んで、それ以降自然に飲むようになりました。

平野 僕は特に無いですね。

中窪 僕は普段音楽をよく聞くんですけど、ユニフォームを洗濯して干す時には、音楽は聞かずに試合のことを考えてますね(笑)。これはちょっとしたルーティーンです。

――大島祐哉選手(平成28年スポ卒=京都・東山、現ファースト)をはじめ、早大からは強豪選手が出ていますが、彼らに共通する何かはありますか

竹岡 結構、大島さんとかは、練習はみんなと同じくらいするんですけど、やっぱりサーブ練習を他人より何倍もやっていた印象はありますね。

――それは大島選手はサーブが弱点だったということですか

竹岡 卓球やってる選手は、おまえサーブ弱点だねって言われる人はあまりいなくて、普通か上手いかのどちらかが多いと思いますね。あの方は、質やコースは世界トップクラスのものを持っているので、そこまでに大学生活でたどり着いたのはすごいと思います。

平野 大島選手は、こうなりたいからこうしようとか、練習の意味をしっかり考えていた方だと思いますね。

中窪 今でも一緒に練習してもらうこともあるんですけど、とても優しく接してくださって、そういう面でも尊敬できる先輩です。

――リーグ戦後に、みんなで打ち上げ的なのはするのでしょうか

竹岡リーグ戦が終わったその日に、男女全員で打ち上げはしますね。

「(OBやOGの方々に)しっかり恩返ししたい」(竹岡)

最上級生として、チームのことには積極的に動いているという竹岡

――自分で行っていた独特の練習のようなものはありますか

竹岡 高校の時にインターハイのダブルスで優勝した時はその時にみんなチキータという技をする時で僕は全然ダブルスってサーブのコースが分かるのでやられ放題なんですけどそれではつまらないのでひたすらサーブを練習しましたね。みんながいなくなってから相当やったってことですね。

平野 高校の時とかは特にサーブ練習を重点的にしましたね。

中窪 僕も高校の時はサーブをひたすらやっていました。

――昨年の春と秋のリーグ戦を振り返っていかがですか

竹岡 やはり昨年は前半戦は思うように勝てなくて、後半戦から徐々に勝てるようになったんですけど、その中でも僕は特に専修大学戦の時に、田添健汰(4年)とやったんですけど、田添が僕に当ててくるというのがわからなくて向こうも僕に当ててきた訳ではないと思いますけど、1年生2人がしっかりその時、中窪と硴塚(将人、スポ2=東京・エリートアカデミー/帝京)が1年生だったんですけど、勝って良い感じで僕に回してくれたのに、そこで勝てなかったというのがすごく悔しかったですね。春は少し油断ではないですけど、何とかなると思ってやっていた部分があって少し痛い目にあったんですけど、秋はその辺しっかり1戦1戦1球1球を大事にみんなが自覚を持って戦ったということがあったので練習とか1つ1つ自分がやらなくちゃ駄目だなという気持ちにはなったと思います。

平野 竹岡さんがさっき言われた通り、春は油断があったのですが、秋は良い雰囲気で迎えられてそれが結果に結びついたので今年またチームが新しくなりましたけど、その気持ちを忘れずに臨みたいなと思います。

中窪 個人としてはサポート側と選手側両方経験して、貴重な経験を1年生の時にすることができました。そういった面ではことし出る人に1年生であれば練習をしてあげたりとか春で分からないことも多いと思うので、そういう自分が少しでも経験したことを自分より強くても軽く教えてあげたり、話し合ったりしたいです。うまく1年生のうちからリーグ戦を優勝するという気持ちでやってもらえればなと、自分のほうから出来ることはしたいなと思います。

――リーグ戦の目標は

竹岡 やはり目標は優勝しかないと思います。

平野 やはり優勝ですね。ここ最近優勝が出来ていないので優勝したいと思います。

――ワセダが優勝するためにはどうすれば良いというのはありますか

竹岡 ここから毎日15時間くらい練習してももう強くはならないと思うので、しっかりみんなが自覚を持って食生活とか体調の管理とかそういう部分をしっかりやることが必要ですね。平野も怪我したりしてましたしそういうところをみんなが無くして、毎日ここから良い雰囲気で練習して試合に臨むことが大事かなと思います。

平野 自分個人としては怪我とかもあったのでケアをしっかりして、チームの雰囲気を良い方にもっていってそのまま試合に臨めればなと思います。

中窪 他大の分析などが甘かったかなと思うので、ことしの2月のミーティングでそういった部分を指摘されたことがありました。そういったところも出来ることは準備して臨めたらなと思います。

――何か作戦はありますか

竹岡 そうですね。作戦という面ではないと思うんですけど、しっかりダブルスを取ってもらって試合を優位に進めたいなと思います。

平野 ことしのチームは誰がどこにでも動かせるチームだと思うので、相手によってうまく変えて、それがはまっていければなと思います。

――団体戦での各々の役割は

竹岡 自分は4年生なので前半で思い切ってやってこいと言われる立場ではないので、僕はもう7番でも1番でもどこでも同じプレーをするように心掛けてやっていきたいです。

平野 昨年は前半戦の最後と後半戦にダブルスがあったのですが、自分はダブルスを絶対に勝ちたいというのがあったのですが今回はシングルスだけになったので1本ということで絶対にそこを取らなければならないので、勝ちにこだわってやっていきたいと思います。

中窪 僕は2年生ですけど仮に出場したところでで思い切っていかないと勝てない部分があるので、そういった面で出場自分のプレーをしっかりやってアピールしてリーグ戦を盛り上げるというか1勝をあげれたらなと思います。出ない時では完全に選手のサポートに回って出来ることをしていきたいなと思います。

――リーグ戦で警戒している選手はいますか例えば明大であれば

竹岡 やっぱり昨年はオールスターみたいなメンバーだったので、それに比べれば少し落ちたなとは思います。それでもまだまだやっぱり森園政崇(4年)の2点だったりとか酒井明日飛(3年)の1点は強力だと思うので、ことしも同様強いなという印象があります。

――専大については

竹岡 専修はメンバーだけを見れば1番強いんじゃないですかね。みんな強いですけど、正直森園、丹羽孝希さんクラスだったらもうやる前から勝てないなと少し思うんですけど、世界ランクを見てもそこまでの選手がいるわけではないので、専修大学が1番メンバーが揃っていますけど良い勝負ができると思います。

平野 そうですね。メンバーは去年同様揃っていると思うので、団体は勝ってはいますけど気持ちとしては向かっていく気持ちでやらなくてはならないと思います。 

中窪 同じです。

――筑波大の印象は

竹岡 強いですね。やはりなんか他のチームと比べてガッツがあって最後の一球まで粘り強くプレーしてくる感じが僕の中であるので、少しやりずらい部分はあります。

平野 そうですね。いつも少し筑波大戦は負ける部分があるので、苦手意識ではないですけど絶対勝たないといけないチームだなということは感じます。

中窪 1人1人が勝ちきるのが難しそうだなというのはあります。去年坪井さんとやってそうですけど、実際見てても実力的には勝てるかなという試合でもなかなか勝ちきれない部分が多く見られたので、やはりやりにくいのではないかなと思います。

――試合で注目してほしいプレーなどはありますか

竹岡 そうですね。YGサーブというサーブを出すのでそこからの展開などを見てもらえればなと思います。 

平野 自分は結構前で攻撃するタイプなので、スピードの部分を見てほしいなとは思います。

中窪 僕は前陣速攻タイプなので、もうそこを見てもらってあとはしっかり声を出してやる部分を見てほしいです。

――リーグ戦に向けての意気込みを教えてください

竹岡 リーグ戦はもう春と秋2回しかないので、これまで支えてくださったOB、OGの人も皆様も応援に来てくれると思うのでその方達にしっかり恩返ししたいなと思います。

平野 もう優勝しかないと思うので、勝つだけです。

中窪 優勝したいです。

――ありがとうございました!

(取材・編集 大島悠輔、喜柳純平)

※春季リーグ、インカレ、秋季リーグの三冠を達成することを『グランドスラム』と呼ぶ。

春季リーグ戦の抱負を色紙に書いていただきました!

◆竹岡純樹(たけおか・じゅんき)(※写真右)

1995年(平7)8月15日生まれ。174センチ。O型。青森山田高出身。スポーツ科学部4年。右シェーク裏・裏。フレンドリーに話しかけてくださった竹岡選手。練習時は、同期や後輩に積極的に声をかけているそうです。一体感の増したチームの雰囲気は竹岡選手のおかげなのかもしれません。

◆平野晃生(ひらの・こうせい)(※写真中央)

1996年(平8)6月7日生まれ。177センチ。B型。山口・野田学園高出身。スポーツ科学部3年。左シェーク裏・裏。立川オープンは腰痛で欠場しましたが現在は回復しているとのこと。主力の1人としてリーグ戦での活躍に期待がかかります。

◆中窪康喜(なかくぼ・こうき)(※写真左)

1997年(平9)6月23日生まれ。。165センチ。A型。静岡学園高出身。教育学部2年。右シェーク裏・表。丁寧に質問に答えてくださった中窪選手。選手としてもサポートとしてもチームに貢献する姿に注目です。

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