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ラグビー部

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2017.04.01

【連載】新体制特集『Don’t quit!』第4回 ロック加藤広人主将

 第4回は、今季早稲田大学ラグビー蹴球部主将に就任したロック加藤広人(スポ4=秋田工)。1年時からスタメンの座を獲得し、常にチームの勝利のために尽力してきた。主将として迎えるラストイヤー、加藤はいま何を思うのか――。

※この取材は2月28日に行われたものです。

「覚悟はできていた」

新体制について話す加藤

――全国大学選手権後のオフ期間は何をされていたのですか

 秋田に帰っていました。前半は東京で同期とかと一緒にいて、年末年始は秋田に帰って地元の高校に行ったり、少し体を動かしたりしました。

――主将にはどのような経緯で就任しましたか

 1月5日に集合して始まったのですが、1週間くらいは主将が誰か分からないままウエイトだけをしていました。そして予餞会が近くなったときに、監督に呼び出されて主将に決まったことを伝えられました。

――主将就任が決まったときは、率直にどのように思いましたか

 自分で言うのもあれですが、候補に入ってくるとは思っていました。オフの期間は家族や同期などいろいろな人と話して覚悟はできていたので、やるしかないなと思いました。

――周囲の反応はどうでしたか

 母もある程度覚悟はしていたみたいで、頑張りなさいということでした。他の親戚や周りのチームメイトからは激励などの連絡をもらったりしました。

――主将就任後、監督からはどのような話がありましたか

 リーダー像のことだったり、ことしをどうしていきたいかなどを話していただきました。

――副将の黒木健人選手(教4=宮崎・高鍋)の印象はいかがですか

 一言で言うと真面目です。自分に与えられた仕事をしっかりできて、人が言いづらいことも言ったりできる人です

――黒木副将と二人で話し合う機会はありますか

 二人でということはないですが、委員会で集まって少し話すことはあります。

――委員は主将が選んだということですが、どういった理由で選んだのですか

 副将、寮長、主務、副務以外は3年生から選びたいと思っていて、ポジション的にも主将、副将のなかにバックスリーがいなかったですし、3年生でリーダーになってくるのは桑山聖生(スポ3=鹿児島実)だと思ったのでお願いしました。バックローの3年生で引っ張っていくのも、佐藤真吾(スポ3=東京・本郷)じゃないかなと思ったので頼みました。

――岸岡智樹選手(教2=大阪・東海大仰星)はどのような理由で選んだのですか

 SOでゲームメイクに関わってくるポジションなので、直人(齋藤、スポ2=神奈川・桐蔭学園)とかも入れようかと思いましたが、岸岡の方が肝が据わっていて、しっかりやってくれそうだったので選びました。あとフロントローでスクラムに関してなど僕たち目線だとわからないことがあると思うので、鶴川達彦(文構3=神奈川・桐蔭学園中教校)も選びました。

――桑野詠真前主将(平29スポ卒=福岡・筑紫)はどのような主将でしたか

 上から目線になってしまうかもしれないのですが、すごく頑張っていました。僕自身もそうですが、慣れない立ち位置で努力をしていました。言いづらいですけど、背中で引っ張るというか、話すことは話すしプレー面では背中で引っ張ってくれていたのかなと思います。

――桑野前主将と何かお話したことはありますか

 そんなにないですね(笑)。ちょっと話したくらいで、どこかに行って真剣に話したとか、そういうのはないです。

――では、加藤選手ご自身はどんな主将になりたいと考えていますか

 プレー面では、ポジションで誰よりも上の存在にならなければいけないです。常に先頭にいられるようなプレーヤーになることが大前提で、その中にリーダーシップが入ってきて、大事なポイントを話せるようになっていきたいです。

――主将に決まってから意識の変化はありましたか

 僕個人の考えではあるのですが、主将もプレーが始まったら関係なくて、要所ではリーダーとして言わなければならないと思いますが、一選手として与えられたことを全うするというのが僕の考えです。

「努力を怠らないチームにしていきたい」

――昨年は個人的にどのようなシーズンでしたか

 春シーズンは我慢の時期が続いて、基礎の基礎からやって結果が出ませんでした。夏合宿から徐々にレベルアップして、帝京大戦はふがいない試合をしてしまいましたが、対抗戦でも着実に力が付いて早慶、早明で勝つことができました。どんどん勝って成長していくイメージが強かったので、同大に負けてベスト8で終わってしまったのは本当に悔しかったです。

――チームとして足りなかったのは、どのような部分だと思いますか

 スクラムなど強みとして機能している部分が多かったんですけど、結局負けてしまった試合ではゴール前でペナルティーを起こしてしまったり、勝負を取り切れるメンタルというか、そこがよくなかったです。

――反対に、よかったのはどのような部分でしょうか

 スクラムもそうですが、アタックもミスが多かったですが前に出られるイメージはありました。

――加藤選手が中心となっていたラインアウトはいかがでしたか

 去年は貝塚さん(隼一郎、平29政経卒=埼玉・早大本庄)が復帰してくれて、すごく安定しました。あの人はすごく努力家でスローもすごく上手だったので、成功率も高くてチームの強みになっていたのではないかと思います。

――昨季のFWのスタメンは多くが抜けてしまいますが、いかがですか

 今はウエイトが中心の時期だったのでこれからどうなるか分からないですけど、去年の積み重ねが一人一人絶対あると思うのでそこを出していきたいです。後輩、同期も含めてこれから伸びていくと思いますし、伸びていかないと出られないので競い合っていってほしいと思います。

――先日のファーストミーティングではどのようなお話がありましたか

 チームのビジョンや去年積み上げてきたものをさらに積み上げていこう、という話だったり、プレーヤーの責任、ことし一年のゴールであったり、そういった話でした。

――山下大悟監督(平15人卒=神奈川・桐蔭学園)が就任2年目を迎えますが、去年より浸透した部分はありますか

 なんとなく言いたいことが分かってくるというか、そういうのはあります。

――現在はどのような練習をされているのですか

 先週までウエイトが中心だったんですけど、今週から一部ウエイトで午後からグラウンドで全体練習という流れになりました。体を大きくしつつ動けるようにしていく時期です。

――まだ始まったばかりではあるかと思いますが、新チームの雰囲気はどうですか

 そんなに悪くないと思います。ポジションのコンバートや新しいメニューが入ったりで、できないことが多いんですけど、ミスでも積極的なミスはいいことだと思います。やり始めの時期ですし、ミスして修正を積み上げていきたいです。

――ラグビー蹴球部の目指す集団像はどのようなものですか

 一人一人が主体的に取り組んで、自分の向上のために努力を怠らないチームにしていきたいです。

――そのような集団を作るためにはどのような取り組みが必要だと思いますか

 そう考えていても僕自身ができていないと絶対にみんなついてこないですし、言葉も軽くなるので、僕自身が一番取り組んでいかなければならないと思います。

――他のリーダー陣に求めることはありますか

 僕はリーダーなど不慣れな部分があって、(リーダーを)経験してきた選手やしゃべれる選手が何人もいるので、困ったときにいいアドバイスが欲しいです。

――最後に、今季の意気込みとファンの方へのメッセージをお願いします

 いつも応援ありがとうございます。10年近く帝京大に日本一を取られてしまうふがいないシーズンが続いているので、ファンの方々の期待に応えられるように一日一日を大事に努力して日本一を奪還します。これからも応援よろしくお願いします。

――ありがとうございました!

(取材・編集 本田理奈、高橋団)

今回も迷いなく『尽力』と書いてくれました!

◆加藤広人(かとう・ひろと)

1995(平7)年9月30日生まれ。186センチ、99キロ。秋田工高身。スポーツ科学部4年。ポジションはロック。たくさん話す方ではないのですが、一つ一つの受け答えの中に強い信念と覚悟を感じました。日本一奪還を目指してチーム加藤がスタートします!

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