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2017.03.22

【連載】『平成28年度卒業記念特集』第64回 上野聖人/競泳

一枚岩を目指して

 一口に水泳部と言っても、競泳への接し方はさまざまだ。選手を支えるマネージャー、瀬戸大也(スポ=埼玉栄)や坂井聖人(スポ4=福岡・柳川)のように世界を股に掛けて戦うトップアスリートもいれば、一線級のタイムを出すまでには至らない選手も在籍する。111代目の水泳部主将を務めた上野聖人(社=神奈川・法政二)が目指した理想のチーム像は『一枚岩』だった。上野のこれまでの軌跡をたどる。

  父がOBだったこともあり、駅伝やラクビーなどでもワセダを応援していた上野。小さい頃からワセダを意識していた。高校3年の日本高等学校選手権にて、奥野景介総監督(昭63教卒)から直々に勧誘を受け、ワセダへの入学を決断した。

日本選手権にて決勝進出を決めた上野

  上野はワセダでの四年間を幸せだったと振り返った。褒めるときは褒めてくれる。そして、叱るときは叱ってくれる。そんな先輩に囲まれて生活していくうちに徐々に自覚と責任が芽生えた。恵まれた環境で競技を続けていく中で、上野は和気あいあいとした楽しいチームを作りたいと思うと同時にもう一つのチームの理想像が見えてきた。それこそが『一枚岩』である。

  主将としてやって来た一年間を毎日ストレスだらけだったと語った上野だったが、後輩の存在があったからこそここまで献身的に頑張れたのだという。恵まれた先輩に囲まれて育った上野もまたそんな先輩に成長していた。

 大学卒業後は競技人生の幕を閉じ、テレビ局に就職するという。「東京五輪ではチームメイトを取材できたらいいな」。新たな目標に向かって上野は歩き出す。

(記事 石田耕大、写真 平川さつき氏)

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