バレーボール部
2015.11.24
【連載】全日本大学選手権直前特集『KNOCK』 第1回 喜入祥充×小林光輝×藤中優斗
全日本大学選手権(インカレ)で優勝を果たすためには下級生の力も欠かせない。男子部の初回はエースの喜入祥充(スポ2=大阪・大塚)と、小林光輝(スポ1=長野・創造学園)・藤中優斗(スポ1=山口・宇部商)の1年生二人。チームを勢いづける役割が求められる三人は、大舞台を直前に控えたいま何を思うのか。
※この取材は11月14日に行われたものです。
「チームとしても個人としても課題がすごく見つかった」(藤中)
笑顔を見せ、取材に応じる藤中
――今季を振り返っていかがでしたか
喜入 春リーグ(春季関東大学リーグ戦)2位から始まって、東日本(東日本大学選手権)優勝と秋リーグ(秋季関東大学リーグ戦)4位っていう結果だったんですけど、大会ごとに目標をしっかり立てることができていて、それに沿ってチームが全日本インカレに向けてしっかりそれぞれの課題をこなしつつやってこれたんではないかなと思います。
小林 チームとして汰一キャプテン(福山、スポ4=熊本・鎮西)を中心に向かっていく方向がみんなで確認できているので、良いかたちで全カレに向かっていけてるんじゃないかなって思います。
藤中 最終的には全カレで日本一を目指そうということで一年やってきました。その中で春リーグは2位という結果で1位を取れませんでしたが、練習からしっかり取り組んできて東日本では、中央大学とはやってないんですけど、とりあえずタイトルを取れたっていうのはすごいチームとしても自信になったと思います。秋リーグは少し悔しい結果になってしまったんですけど、チームとしても個人としても課題がすごく見つかった部分で決して無駄ではなかったと思います。あと全カレしか残ってないんですけど、最後この一か月取り組んでいこうと思えるような試合でした。
――みなさんから課題という言葉が出ましたが具体的な課題はどのようなものですか
喜入 個人的にはやっぱりファーストブレイク、サイドアウト率を上げることと、それを上げるためにサーブレシーブの成功率を上げて、(サービス)エースをなくすっていうのが課題として見つかりました。
小林 練習から大学バレーでのゲームの運び方だったり、つくり方っていうところが課題として見えたので、そこを頑張っています。
藤中 自分は守備をしっかりやれっていうことでコートに立たせてもらって、でもそういう面を求められているにも関わらず、そんなに良い数字出せなかったり、要所で返らなかったり、甘いボールがありました。例えばAキャッチ(セッターを動かさないサーブレシーブ)返さなきゃいけないのにBだったりCだったり甘い部分が多かったとサーブレシーブでは思います。あと、その言葉に甘えてしまい攻撃面ではあんまり貢献できていなかったので、出るからにはしっかり攻撃と両方で活躍できるようにっていうのは課題として見つかりました。
――小林選手と藤中選手は大学リーグでプレーをしてみて、高校バレーとの違いは感じましたか
小林 高校バレーとの違いはやっぱり高さがあるので、自分はセッターというポジションですけど、一人一人が求めるトスというのが高校生とは全く違うものであったので苦労しました。
藤中 パワーはもちろんですけど、決まってたボールが決まらなかったり、大学ではデータとか頭使ってしっかりやるという部分がやっぱり違うなって感じがしました。
――今季ここまで印象に残った試合はありましたか
喜入 勝った試合は結構印象に残るんですけど、それ以外で印象に残ったのは秋リーグの駒澤大学との試合です。実力差でいうと競る試合じゃなかったんですけど、チームの中での目標というか方向性がちょっとあやふやで、その中でチームがガタガタと崩れてしまいました。結果勝てたんですけど、そういうゲームをして全カレでコロッと負けたらそこで試合終了なので。そういう面では駒澤戦が一番印象に残ったのかなって思います。
小林 やっぱりその東日本で優勝した時の試合が一番印象に残っていて、チームとしては監督不在だったんですけど、一つとなっていままでの試合の中で一番強かったワセダの時期にもっていけたので、印象に残りました。
藤中 春の中央戦と秋の中央戦がやっぱり一番印象に残っていて、負けたから残ってるというのもあるんですけど、一番は何もできなかったというか。個人としてなんですけど、調子いい時は押せ押せでいけるんですけど、ただ何もできずに気づいたら試合が終わっていたっていうのが一番心に残っています。
――他校の選手で気になる選手はいますか
喜入 僕の中ではやっぱ筑波大学の小池選手です。僕とタイプが似ていて、ちっちゃいながらも守備の面で要としてやりながら、スパイクのほうでも決定率がリーグ上位に入っていたので、そういう面で自分と似たような選手には負けたくないなっていうふうには思います。
小林 気になるというか、中央大学の関田さんのプレーを自分は手本として見ているので、気になります。
喜入 (藤中に向かって)兄貴って言えよ
藤中 ああ、そうやって言おうかな(笑)
喜入 知らないよ、自分の意見を言えよ(笑)
藤中 いま、ぱっと頭浮かんだのは中央の武智さんです。リベロもやったり、スパイカーもやったりと両方できる人なので、自分もどちらかというとそういうタイプなので見習いたいです。
喜入 正直、石川(中大)って言いたかったよな(笑)。けど次元が違う。
――小林選手と藤中選手はどうして早大を選んだのですか
小林 ワセダのバレースタイルが自分に一番合ってるなって思ったので、それが一番の理由かなって思います。
藤中 やっぱり僕は一個上に喜入さんっていう人がいて…
喜入 嘘つくなや、お前なんやねん(笑)
藤中 福山(汰一主将、スポ4=熊本・鎮西)さんとか喜入さんの存在は知っていました。あとそのまま普通に違う大学に行くんではなくて、松井さん(松井泰二監督、平3人卒=千葉、八千代)から声がかかってどうかって言われて、ワセダのバレースタイルって分からなかったんですけど、やってみたいなって思ったからです。
――藤中選手はU21の代表に選出されました(リベロとして出場)が、そこでの経験を振り返ってみていかがでしたか
藤中 やっぱり、世界っていうのを肌で感じられたっていうのはすごい良い経験になっています。経験するだけではなくて、あっちで勝とうっていう目標でやってきたんですけど、リベロとして難しい部分というのがありました。肝心なところでサーブキャッチが返らなかったりっていう部分で、自分は下手くそだなって思ったので、そういう部分をそこの経験だけで終わらずにこのワセダで生かしていけたらいいなと思います。
――1、2年生ということで、下級生として心掛けていることはありますか
喜入 下級生はチームの雰囲気をつくっていかないといけないんで、声を出すっていうところは欠かさずやっています。雰囲気づくりだけでなく、レフトでエースっていうポジション任されているので、下級生といえども、プレー面もしっかり結果を残さないといけません。そういうところはやっぱり雰囲気も大事ですけど自分のプレーというのも気を張って頑張っています。
小林 1年生なので上級生が練習しやすい、チームが練習しやすい環境をつくることです。いま、喜入さんが言った声だったりとか準備だったりとか、細かいところにまで目を配らしています。
藤中 コートの中に立ったら声を出していこう、盛り上げていこうというのは意識しています。
――喜入選手は昨年からレギュラーとして出場されてきましたが、2年生となってご自身のチームの中での役割をどのようにお考えですか
喜入 役割はチームのレフトなんで、レシーブをしてスパイクも打つというポジションで攻守の要だと思っています。やっぱりミスは出さないことと大事な場面でのメンタルの強さというのを持つこと、きょねんの負けを知っているので悔しさというか気持ちを前面に出すことを意識しています。1年生はそこが分からないので、気持ちを出させて逃げるようなプレーが出ないようにチームを奮い立たせたいです。気持ちの面での支えといいますか、気迫あふれるプレーをして、みんなを引っ張っていかなきゃいけないなと思います。
――それがやはりきょねんから変わった部分ですか
喜入 そうですね。やっぱり自分が大事な場面で止められてしまって、そういうのをことしは一年間経験しないように。自分も気持ちが弱かった部分があるので、同じことを2回繰り返さないように。それで負けてしまっているのですが、今回は負けたくないので、そういうところしっかり頑張っていきたいと思います。
――チームの中に目標としている選手はいますか
喜入 チームの中といいますか、僕が一年生の時にいた、専田さん(専田和也、平27スポ卒=現パナソニック)という先輩です。先輩のすごさっていうか、僕と同じくらいの身長であれだけチームの中で役割を果たして、自分に任された役割以上のことを普通にできる選手だったので、その専田さんを目指すといいますか、専田さんを超えられるような選手になりたいなというふうには思っています。
小林 自分は頌平さん(山口副将、スポ3=長崎・大村工)です。セッターで1年生から(トスを)上げていて、ワセダの中核になる選手なので、プレーを見ながら追いかけていきたいなと思います。
藤中 同じポジションとして一個上の喜入さんをあげたいと思うんですけど。
喜入 どういうことやねん(笑)やめてくんね(笑)
藤中 一緒にコートに立っていて、コートに立っても先輩だなという感じがすごくあります。同じポジションとしてコートの中での盛り上げだったり、プレーだったりっていうのを自分も見習っていかなきゃいけないなっていうのは感じてます。
――喜入さんはいかがですか
喜入 いやあ、なんていうんですかね。盛り上げ方は結構見習ってほしいと思うんですけど、僕からしたら1年生なのに良くやってるなと思います。
――みなさんにとって福山主将とはどのような存在ですか
小林 イケメン!(笑)
喜入 まあな、一言で言ったらな(笑)。やっぱり福山さんは、淡々とやってるように見えて、チームのこと考えて一つ一つの行動をやっていますし、感情も入ってると思います。自分がむかついたから言うとかではなくて、これから先の試合で起こりうるようなことに対しての指導であったりとか、その人の将来を見据えての指導っていうのがやっぱり伝わってきます。僕たちのメンタルを追い詰めようとしてくるんですけど、厳しさの中に優しさというか、自分たちのために言ってくれてるんだなっていうのがすごく伝わるんで。本当に頼れるし、文句のつけようのないキャプテンだなって思います。イケメンでプレーもできて、もう最高です。
小林 頭が良いというかスマートで、バレーボールっていうものを知っているので、いろいろ考えてチームに何が必要かっていうのがすぐぽんと出てきたり、勝つために何ができるかとかっていうのがすぐ判断できるのでそのスマートさっていうのがすごいなと思います。
藤中 感じたことは、やるならやる、やらないのならやらないという、その中途半端でないというかはっきりしてらっしゃるので、そういう部分は自分ら下からしたらついていきたいなっていう気持ちが生まれてきます。自分たちのことを思って指導してくれてるっていうのはすごい伝わって、単刀直入に言ってくれてはっきりしてるので、ついていきたいと思えるような男だなと感じます。
喜入 漢!福山主将、漢!
「つながりが増えていく」(小林)
バレーボールの魅力について語る小林
――ここからはプライベートのお話しを伺いたいと思います。練習のないオフの日はどのように過ごされていますか
喜入 最近ハードといいますか、この一年間を通して練習時間長くて結構ハードなんで、オフの日はしっかり休んでます。体をしっかり休めるといいますか、そこまでバレーに懸けているので。
小林 とりあえず睡眠時間だけはとるようにして、あとは結構・・・
喜入 クッキング。
小林 一回だけしかしてないんですけど、喜入さんとクッキングしてます(笑)
――何を作られるのですか
小林 もやし(笑)
喜入 もやしは言うなや、お前(笑)
小林 餃子とか、あと何作りましたっけ?
喜入、小林 餃子、カレー・・・
小林 刺身(笑)
喜入、小林 刺身!刺身!切っただけ(笑)
喜入 でも、うまかったよなあれ?
小林 はい、うまかったです。
――藤中選手はオフの日何して過ごしていますか
藤中 寝るか、自分ショッピングが好きなので、今日も午後からショッピング行こうかなって思ってるんですけど(笑)
――何のショッピングに行かれるんですか
藤中 きょうはニット帽買いにいきます!
――一緒にクッキングされるというお話がでましたが、オフの日一緒に過ごすことは多いのですか
喜入 結構一緒ちゃう?
藤中 確かに結構一緒ですね、はい。映画見に行ってクレープ食べたり。
喜入 やっぱり寮が一緒っていうのが結構大きくて、帰るとこも一緒で、ごはんの時間帯も一緒なので、生活のリズムが一緒っていうか、オフの日とかは特にそうなんで、誘いやすいっていうか、「よしいくぞっ!」ってなるんですよ。結構一緒に遊びに行ったりします。
――小林選手、藤中選手から見て喜入選手はどのような方ですか
小林 そうですね、やっぱり、『漢』ですかね!
喜入 やめろよ、恥ずかしい(笑)
小林 身長に比例しないというか、大きい、一言でいうと大きい『漢』ですね。で、真面目に言うと、バレーに対してはすごい真面目で向上心もっていつもやっているので、すごい尊敬しながら学ぶべきことがあって、プライベートでも、自分たちを可愛がってくれる理想の先輩です。
藤中 器が大きいといいますか、プライベートではすごい一緒に誘ってもらったりする場面が多いので、お世話になってますし、プレー面ではさっきも言ったんですけど、頼れるっていうか先輩だなって感じる部分がすごいあります。
――お二人がおっしゃっているのを聞いていかがですか
喜入 僕は、やっぱり僕が一年の時に先輩方にしてもらったことをそのまま僕も後輩にしていこうっていうスタンスなんで。そう思うっていうことはやっぱり田中さん(健翔、スポ3=熊本・鎮西)であったり、福山さんとかきょねんの卒業していった先輩方が僕にしてくれたことで、僕も同じようなことをしたいって思えてましたし、そういう面で僕が受けてきたことをうまく同じようにやれてるんだなと思ってます。もうすぐ全カレ終わったらこいつらも先輩になるので、こいつらも後輩にそうやってな、言ってもらえればうれしく思います。
小林、藤中 はい!
――普段藤中選手はどのような方ですか
喜入 こっちから誘いやすいっていうか、後輩やからっていうんじゃなくて、人として良いオーラっていうか雰囲気をまとってて、一言でいうとキャラがいいです。キャラ良くて、良い意味でバカということで(笑)。
小林 真面目に言うと、思った以上にしっかりしているので、みんながバカバカ言ってるけど、プライベートでも練習中でもしっかりした人間なので頼りがいがあるいい人です。ふざけて言うとちょっと黒くて、毛が多いです(笑)
――藤中選手いかがですか
藤中 うれしいですね。
――普段小林選手はどのような方ですか
喜入 大学入って解放されたみたいな(笑)。高校は結構厳しいところだったのでそこからワセダ来てバッといいますか、ちょっとまあチャラついてますかね(笑)
小林 もうちょっと良いこと言って(笑)
喜入 でもプレーとかはちゃんとしてますし、本当に頌平さんがいなくなったら次は小林なんで。頌平さん抜くくらいの実力はあるんで、練習に対しては真面目に取り組んでいますし、オンオフの切り替えがうまくできていると思います。
藤中 高校、中学校の頃から知っていたんですけど、そんなに仲が良いわけじゃなくて、会ったら「オッス」みたいなそんな感じくらいの関係でした。大学入って同じ部屋とかになって接する機会が多くなったんですけど、思ったよりしっかりしているというか、高校時代しっかりやってきたんだなっていうのは自分も一緒にいて感じます。人としてしっかりしていて、あと、人をひきつける力っていうんですかね、オーラっていうか雰囲気があります。自分も一緒にいて感じるので、そういう部分はうらやましいというか、すごいなと。プレー面では本当に頼れます。
――バレーの試合前に行うゲン担ぎやこだわりはありますか
喜入 靴ひもは左から結びます。試合前のゲン担ぎっていうか毎回そうです。靴ひもは左から結ぶことと、あと、とりあえずテンション上げています。
小林 特にないです(笑)
藤中 単純に早く寝ること、自分ゆずの『栄光の架橋』っていう曲が本当に好きなのでそれは聴くようにしてますね。
――みなさんは大学バレーにおいてはそれほど大柄ではありませんが、高いジャンプ力をお持ちです。高く飛ぶコツは何でしょうか。
喜入 僕の中ではトレーニングしてジャンプ力上げるとかじゃなくて、トレーニングはジャンプを維持するためだったり、ケガの予防っていう面でのトレーニングです。ジャンプ力っていうのは自分でやっててすごく感じるんですけど、飛ぶのサボってたらやっぱり飛べないので日頃の練習でしっかり飛ぶことが、ジャンプ力アップにすごくつながっていると思います。
小林 気持ちです!やっぱり身長の高い選手に負けたくないっていう気持ちから高く飛んで対抗します。
藤中 トレーニングを頑張っていこうと思っています。
――バレーをやっていて楽しいな、良かったなと思う瞬間はありますか
喜入 楽しいのは試合に勝ったときは楽しくて、良かったことはバレーでつながりができるっていうか、バレー歴も結構長いので、過去対戦した相手が同じチームになったりだとか、いろんなつながりを持てたっていうところがバレーやっていて良かったなと思うところです。
小林 勝ったときとバレーを通しての喜入さんも言いましたけど仲間増えていくというか、つながりが増えていくので、そういうときはバレーをやっていて良かったなと思います。
藤中 単純に勝ったときは楽しいです。いつでもバレー辞められる状況なんですけど、なんか続けていく、なんかほんま続けていきたいと思えるような感じなんです。
「キャプテンに金メダルを渡したい」(喜入)
真剣な表情でインカレに対する思いを口にする喜入
――それでは、インカレについてのお話を伺っていきたいと思います。今のチームの雰囲気はいかがですか
喜入 いまはインカレで結果を残すために厳しい練習と言いますか、ピリピリした練習です。内容も結構濃いものになっているという感じです。
小林 秋リーグを終えて、一息ついて、全カレっていうので徐々に上がってきてるというのは感じます。練習としても一個一個のこだわりっていうのがチームとしてでてきたなというのは思います。
藤中 全カレに向けて、みんな同じ目標に向かっていけているなっていうのを感じます。
――現在のご自身の調子はいかがですか
喜入 自分は試合前に一気にクッと上げるような感じなので、今はそつなくこなしてるわけじゃないんですけど、いま完璧にもっていくのではなくて、全カレに向けてしっかり課題を残しつつ、それを少しづつ克服していくような状態でやっています。いまの調子は悪くはないんですけど、とても良い状況にもっていってるっていうわけではないです。
藤中 もっと頑張っていかないといけないなと思います。
――最後にインカレに向けて意気込みをお願いします
喜入 ここまで僕らのためにいろいろ指導してくださった、同級生がいないなかで頑張って僕らを引っ張ってくれてるキャプテンに金メダルを渡したいです。
小林 インカレは汰一さんに優勝という花を持たせるためだけに頑張りたいと思います。
藤中 僕もそうなんですけど、キャプテンを最後に胴上げをして笑顔で終わってもらいたいっていうのが一番大きいので、最後に汰一さんを胴上げしたいです。
――ありがとうございました!
(取材・編集 藤原映乃)
色紙に力強く意気込みを書いていただきました!
◆喜入祥充(きいれ・よしみつ)(※写真中央)
1995年(平7)5月13日生まれ。身長174センチ。大阪・大塚高出身。スポーツ科学部2年。1年生二人からご自身に対する印象を聞き、少々照れていた様子の喜入選手。バレーやチームの話になると一変、熱い思いを真剣な表情で語ってくれました。公私ともに後輩から慕われる姿はまさに『漢』!小さな体から炸裂する力強いスパイクに注目です!
色紙:『有言実行』
◆小林光輝(こばやし・みつき)(※写真右)
1996年(平8)5月10日生まれ。身長173センチ。長野・創造学園高出身。スポーツ科学部1年。プレー中に見せる真剣な姿とは違った明るい笑顔で取材にこたえてくれました。取材中に繰り広げられた喜入選手との掛け合いは漫才コンビのようで息ぴったり!最近は一緒にクッキングもするそうです。試合でも息の合ったプレーに期待です!
色紙:『暗いところに花は咲かない』
◆藤中優斗(ふじなか・ゆうと)(※写真左)
1996年(平8)4月20日生まれ。身長183センチ。山口・宇部商高出身。スポーツ科学部1年。趣味はショッピング、オフ日は映画を見てクレープを食べるなど意外な素顔を見せてくれた藤中選手。試合前はゆずの『栄光の架橋』を聴いて気合いを入れるそうです。インカレでは攻守の要としてチームの栄光への架橋となること間違いなし!
色紙:『何事にも強気』