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軟式庭球部

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2015.10.16

【連載】インカレ全冠&天皇杯・皇后杯直前特集『FIGHTER』 第2回 加瀬祐佳×草野絵美菜

 全日本大学対抗選手権(インカレ)団体戦で激戦を制した女子部。その3番手を担ったのが、攻守に優れたテニスを披露した加瀬祐佳(スポ4=東京・文化学園大杉並)と草野絵美菜(教2=群馬・高崎健康福祉大高崎)だ。山形での日本一を懸けた戦いは得がたい経験となってこれからの二人の道を照らすだろう。「この一年間、本当に楽しかった」と目を輝かせた加瀬・草野組。草野が新チームでの活躍を誓うと、それを嬉しそうに聞いていた4年生の加瀬は11月に控える世界選手権への決意を明かした――。

※この取材は10月3日に行われたものです。

新たなチーム、新たなカラー

代替わり後チームの主軸として活躍する草野

――本日の試合(東京六大学リーグ戦)を振り返って

草野永井さん(里佳女子主将、スポ3=東京・文大杉並)が後衛ということで球が速くてしっかりと打ってくれました。相手が二試合ともダブル後衛だったのですがその中で自分がどこで絡むかと言う部分で途中少し迷いがあったのでそこが反省点だったかなと思います。

加瀬きょうは観戦ということで、審判をしていました。私は一応引退ということになっていますが、世界選手権があるので、それに向けて練習しています。

――新しく永井さんと組むのが決まったのはいつですか

草野インカレが終わって、早関定期戦が終わってからです。何回か組んだことがあったので、これから試合や練習を重ねるごとにペアリングやコンビネーションを高めていきたいと思います。

――永井さんは加瀬さんとはかなりタイプが異なると思いますが

草野そうですね。ちょっと違いますね。加瀬さんは基本がロブとかだったのですが永井さんはシュートが多いので前に付かないといけないところと後ろに下がるところをもっとはっきりしなければと思います。思ったより相手のことを押し込むことが多いので、前に取りに行くというよりもチャンスボールが上がってくることが多いです。

――加瀬さんから見て新チームでの初戦はいかがでしたか

加瀬きょう見るのが初めてだったのですが、元々レベルの高い子たちが集まっているので、試合を見ていても安心して見ていられるというか新しいチームを見ていても勢いがあるなと思うので来週の秋季関東学生リーグ戦(秋季リーグ)が楽しみです。

――みなさんそろって新チームは勢いがあると言われますね

加瀬若さもあるかもしれませんが、上級生が永井だけで後は下級生なのですが、上級生に頼るという感じではなくて下級生からどんどんやっていこうという雰囲気があるからこそ勢いがあるのかなと思います。

――来年のスローガンは決まっていますか

草野まだですね。

加瀬代にもよりますが初詣に行くときに、絵馬に言葉を書きます。それに書くものとインカレの時の旗に書くものが一緒ではない時もあるのでまだ分からないです。きょねんは一緒ではないよね。

草野そうですね。

加瀬絵馬はみんなで一文字ずつというか一画ずつ書いていきます。

草野きょねんは「仲間」でした。インカレの旗は「一人一点」でしたね。

加瀬そうだったね。四年間で私たちの代だけが「全勝」ということで絵馬に書いたものと横断幕に書いた言葉が同じでした。

――新女子主将を務める永井さんはどのような印象ですか

草野結構普段から色々考えている方で、練習の時とか全体のミーティングの時とかも細かいことをアドバイスして下さったりとか、技術面とかも、ここをこうやってこうやっていこうということを言ってくれます。きょねんよりは練習とかも真面目だなと思います。

加瀬そうですかね。(笑)

草野きょねんの4年生の方がもっとワイワイしている感じでしたね。

加瀬きょねんは、今言っていたみたいにそんなに上下関係をなくして、やるときはしっかりやっていましたがメリハリがあるようにして、楽しくやるところは楽しくやるし真剣にやるときは真剣にやるしという様に意識してやって来ました。上級生だけで引っ張って行くのは厳しい部分があるので下級生がどんどん発言できるような雰囲気ができれば、こっちも気付けないことを気付けたりします。なので、そんなことを意識してやってはいました。

――2年生から見て4年生はどう映りましたか

草野純粋に付いていきたいと思えたし、雰囲気が本当に良かったのでやりやすかったです。

「さらに歴史に残る全冠」(加瀬)

自身のポリシー『一笑懸命』の言葉通り、笑顔でチームを支えた加瀬

――ではインカレについて伺います。全冠優勝おめでとうございます。

加瀬・草野ありがとうございます。

――事前合宿でのチームの雰囲気や自身の調子は

加瀬チームの雰囲気は、雰囲気作りを大事にしてきた分、所沢のコートでやっている練習と山形での練習でのギャップはあまりなかったと思います。すごく良いかたちで試合に入れたと思います。こっちでやっている練習よりはもう調整という感じなのですが、調子としては万全でした。

草野加瀬さんが言っていたように、山形に行ってもインカレだからと気負わずに雰囲気も良かったと思います。個人としては、調子が良いという感じではありませんでしたが悪くはないなと感じていて、できないできないというのはありませんでした。丁度良い感じでした。

――決勝までは全勝でしたが、そこまでの流れは

加瀬そうですね。競ったりとかはしましたが誰も負けずに決勝まで来れたのは良かったなと思いました。ですが、決勝で二つ負けて大将が回さないといけない状況になってしまって。やはり苦しい場面をまだ経験していなかったので不安と言うのはありました。でも、大将なので最後は信じていました。

草野私も決勝までは0で全部勝っていて、後は最後は勢いだなと思っていたのですが、相手も勢いがあって1番とかも相手の方が勢いがあるかなと思っていたのでどうやろうかなと考えていました。最後勝てなかったのは悔しかったです。

――東女体大は応援も勢いがかなりあったと思いますがやりづらさは

加瀬それはあまり関係なかったのですがプレー的に勢いがあると、選手も受けたりしてしまうのでやりづらかったです。

――東女体大を初め、他大はがっしりした選手が多いですよね

加瀬そんなに関係ないとは思います。けっこう体格が良くなくても速いボールは打ち方によっては打てるのであまり気にしていないです。

――相手のことを研究したり、逆にされているなと感じたシーンは

加瀬だいたいやったことのある選手だったので特別に研究しなくてもだいたいは頭の中にみんな入っていると思います。相手の印象はめっちゃ打って来るなという印象でした。

――ゲームカウント2-2で、次のゲームを落としてしまった時の心境は

加瀬どうしよう・・・みたいな。(笑)

草野なんとかファイナルまでもっていってもう一回駆け引きできたらなと思っていました。

――最後負けてしまった時の率直な思いは

加瀬悔しかったというのもありますが、1番が負けて2番が勝って3番だったので、ここで私たちが負けてしまうと2番が連続で相手を倒さなくてはならないという状況になってしまうので負担がかかってしまって申し訳ないなという気持ちはありました。勝っていれば一つ空けてというかたちに出来たのですけどね。

草野悔しいなと思っていたし、自分が最後勝ち切れなくてまだまだだなというかもっと成長しないと、という気持ちが強かったですね。

――二次戦、三次戦はどのような気持ちで応援しましたか

加瀬そうですね。やはり二次戦が向こうの大将でこっちも大将というかたちだったので、そこで勝てれば優勝できるなと思っていましたが、二次戦では相手にマッチも握られて本当にヒヤヒヤでした。でもやはり奈央ちゃん(小林、スポ4=香川・尽誠学園)は強いなと思いました。見ていても本当に安心できて、ワセダがミスしないかなという不安があるというよりも相手のボールが良すぎましたね。相手が良いボール打ってこないと良いなと思っていました。相手は相当強かったですね。

草野相手が調子良いし乗っているし、きょねん負けたことしか私は経験していなかったので、これ日本一取ったらどうなるのかなというある意味不思議な気持ちでした。

――奮戦した佐々木さん(聖花、スポ2=東京・文大杉並)は同じ2年生でしたね

草野地元が一緒で、選抜チームとか地区大会とかいつも一緒で、小学校からずっと一緒にやっていたので、「お願い!最後は頑張って!」という気持ちで見ていました。

――日本一が決まった瞬間は

加瀬本当に嬉しかったですね。やはり上級生として臨んだインカレだったので嬉しいと同時に安心しました。4年生三人も同じ思いだったと思います。

草野日本一ってすごいなと思いました。テニス人生で夏の大会で優勝を勝ち取ったのが初めてだったので。全日本大学王座決定戦(王座)も取りましたがインカレで優勝するのは違うなと思いました。嬉しさだったりが全然違います。やはりこの代が本当に好きで、この代で絶対に勝ちたいと思っていたので良かったですという一言に尽きます。

――加瀬さんは四年間で日本一が三回ですね

加瀬一年の時は応援だったのですが、初めて入ってその日本一になったというのでチームでの自信や日本一になれるという自信が付いたのが大きかったです。でも、それ以上に奈央ちゃんの存在は本当に大きかったです。いるだけで安心してプレーできますし、他のペアもみんなそうだったと思います。

――決勝では苦い思いがあると思いますがトータルで四年間のインカレを振り返って

加瀬あまり良く覚えていませんが、二年生の時も山形でのインカレでした。そこで優勝した時の感じというか優勝した瞬間に鳥肌が立ったのは覚えています。あの優勝が素直に嬉しかったのですごく覚えています。

――草野さんはレギュラーとしてプレー面で今季のチームに貢献しましたね

草野そうですね。レギュラーとして出させてもらってからはインカレをずっと視野に入れて、自分で勝って日本一になるということを決めていたので最後に負けてしまったのは悔しかったのですがそこまではプレー面で少しは貢献できたかなと思います。やはり決勝で2-2になって次のゲームの最期にスマッシュをミスしてしまって、大事なところでの一本が今後の課題かなと思います。後々振り返った時のあの一本が自分のミスだったことが多いのでそれをいかに良い方に持っていけるかを考えていきたいなと思います。

――チャンスボールが上がってきたときはそのようなことを考えていますか

草野後衛のどこが空いているのかなということを探していますね。(笑)相手が動いたりするのを見ちゃうんですよね。見るか見ないかはどっちでも良いのですが。流しが得意なので、流せるときは流しで決めたいです。

――インカレの個人戦を振り返っていかがですか

加瀬ちょっとダブルスがなんかもう不完全燃焼というかすぐ負けてしまったので、シングルスは得意ではなかったのですが最後は楽しくやろうと開き直ってプレーしました。ベスト8という結果は良かったと思います。終わり方としてはまあ良かったかなと思います。

草野ダブルスは悔しさが残りますね。

加瀬いつの間にか終わったよね。(笑)

草野いやぁ、ぼーっとしていたら、「あれ終わっちゃったの、ちょっと待って」みたいな感じでしたね。(笑)

――女子部は単複ともに団体戦のメンバー以外の方が優勝されましたね

加瀬素直に嬉しかったです。団体戦に出れるくらいの力がある子たちだったし、レギュラーが勝たなくてもレギュラー以外の子が勝てるという早大の層の厚さが見せられました。六冠がチーム初、史上初でしたが、その六冠してくれた子たちがレギュラーではないというのもさらに歴史に残るのではないかなと嬉しく思っています。

草野早大は個人戦でも応援も盛り上がってやるし、そのチームの強さだったりが六冠につながったのかなと思います。

――個人戦で優勝された選手の良さは

加瀬若いよね。

草野はい!(笑)

加瀬思い切りの良いところが一番の良さかなと思います。

草野同じ2年生が活躍してくれたのは純粋に嬉しかったですし、自分でも勝ちたかったというのもあったので悔しさもあって、嬉しさもあってという感じですね。

――優勝後に早大関係者全員で輪を作る儀式は

加瀬きょねんは負けちゃって出来なくて男子が気まずそうにしていてやっちゃったなと思っていたのでことしは負けそうでしたが最後に勝ってみんなでできて良かったなと思います。

草野きょねんは男子だけがやっていたのを上から見ていたのを覚えています。みんなでできて良かったですね。

――春季関東学生リーグ戦(春季リーグ)、王座、東日本学生大学対抗競技(東日本インカレ)と、団体戦全て勝って目標の「全勝」を達成されたことに関しては

加瀬そうですね。あまり「全勝」という目標を掲げてはいましたけどそこまで意識はしていなくて、実際にそれができたのはすごく良かったですね。

草野プレーしている時はその大会に勝つことだけずっと考えていて、終わってみたら全部勝てて良かったなというのがあります。一試合一試合みんなで挑んで勝てたことが良かったです。

――お二人は春季リーグ、王座は応援でしたがもどかしさなどは

加瀬そんなになかったですね。出られなくても出ている子たちが頑張ってくれているので、応援してワセダが勝ってくれれば良いなと思っていました。その分個人戦で頑張ろうとは思っていました。

――春季リーグでダブルス3位、東日本インカレはダブルス2位という成績で、個人戦はかなり良かったですね

加瀬上がっていくと同士討ちが多くて、勝ちにいくつもりではやっていますが、けっこう校内戦で私たちは負ける方なので向かって行けるよね。

草野そうですね。(笑)

加瀬校内戦の方が逆に向かっていけます。小林・佐々木組とかは向こうが調子悪い時ではないと勝てないです。(笑)

――加瀬さんは東日本インカレではシングルス2位でしたね

加瀬得意ではなかったのですが勝っていっちゃって、でも素直に入賞できたことは嬉しかったです。

――決勝戦は後輩である平久保安純さん(社2=和歌山信愛)との一戦でしたね

加瀬あれは勝てないですよね。(笑)

草野そうですね。難攻不落ですね。(笑)v

――草野さんは全日本シングルスでベスト8でした

草野はい。打ったら全部入るみたいな。思ったところにボールが飛んでいくなと思いました。でも、小林さんと対戦した時は「これ何点取れるかな」というくらいの惨敗でしたね。3ゲーム終わって2点とかしか取れていなくてやはり強いなと思いました。(笑)ダブルスの方が楽しいですね。

加瀬シングルスは孤独でしんどいです。(笑)

草野私もストロークがあまり得意ではないので。前にいたいです。(笑)

「祐佳さんと組んだからこそ成長できた」(草野)

ときおり顔を合わせて笑顔を見せる姿に信頼関係が垣間見えた

――お二人は、軟式庭球はいつ始めましたか

加瀬私は小学校3年の時です。

草野私も小学校3年の時です。

――軟式庭球の良さは

加瀬何ですかね・・・。

草野特にない。(笑)

加瀬もうテニスしかできないのでやっています。

草野良さとしてはやってもやっても終わりがないところです。良い時もあるし悪い時もあるし、その繰り返しがずっとあるので、良い部分があれば絶対ににダメなところが出て来るし、という終わりのなさが良いです。出来ないことが常に何かしらあって、でも出来ることも何か一つはあって、楽しいですね!

――テニス以外で好きなスポーツは

加瀬できないです。(笑)もともと体を動かすのが好きなタイプではないです。もうインドアですね。あまり好きなスポーツとかはないです。

草野サッカー以外なら。本当にボールが蹴れないです。後はゴールがあるスポーツが苦手です。サッカーとバスケ以外ならいけますね!バスケとかもパスとかは良いのですが、シュートはできません。(笑)家で妹とかとバレーボールしたりとかはありました。テレビとかで日本代表の試合をやっているとマネして、バレーボールの時期はバレーボールをして、卓球の時期は机に丸まったカレンダーとかでネットを作って卓球をしたりは良くしていましたね。

――加瀬さんは兄弟は

加瀬姉と妹がいます。家とかでは本当に今言ったみたいなことをしていました。影響されやすいんですね。

――では、なぜ早大を進学先に選んだのですか

加瀬初めは興味がなかったのですが「受けてみたら」と言われて、調べてみたらここでテニスがしたいと思ったし、入れるなら入りたいなと思って入りました。早大軟式庭球部の良さは、あまり上下関係が無くて、自分で考えてテニスができる環境があるというのが一番ですね。

草野私は高校の先輩で部には入っていませんが早大を受けている人がいて、「あ、ワセダとか行けるんだ」と思って。高校の時にたまたまその先輩と組んでインターハイで結果を残せたことと、高校で一年間ケガをしてテニスができなかった時に先生に「ワセダに行け」と言われました。大槻麗さん(平27スポ卒=広島翔洋)が上手な人で、テニスを学んで来いと言われて進学を決めました。一年の頃はテニスの面でも色々と見て学んでいました。

――4年生三人で遊んだりなどは

加瀬意外とないですね。それぞれタイプが違うので。ケンカとかも別にしないですが遊びもしないですね。まず私が家から出ないので。(笑)奈央ちゃんも最近勉強するようになりましたがインドアですね。小泉さん(友梨恵、スポ4=和歌山信愛)は家が遠いので向こうの方でショッピングしたりしていますね。

――部での流行などは

加瀬特にないです。

草野全然ない。(笑)2年はオフの日は良く遊びます。家が近い人で集まったりとかしています。部活とかでみんな集まったらもうただうるさいですよね。(笑)

加瀬いやぁ、うるさいですね。(笑)

加瀬・草野木村理沙(スポ2=徳島・脇町)が面白いです。(笑)

――お互いの印象は

加瀬組む前は会わなかったし、練習もバラバラなので覚えていないですね。今は、どうだろ。(笑)やはり草野がスマッシュを打ってくれて、私がロブ主体でディフェンスも強いので、攻守バランスが取れた感じで私のなかではすごくプレーしやすかったです。

草野一年間本当に楽しくやらせていただきました。試合中でもここをこうした方が良いとかアドバイスして下さったのでその分成長できたかなと思います。

――ペアが変わるというのは

加瀬草野は脇田さん(愛、平27社卒=岡山・就実)とプレースタイルがそこまで変わらないので、技術面というよりも年上から年下になるという部分の方が難しかったです。

――コーチ陣の印象は

加瀬小野寺剛監督(平元教卒=東京・巣鴨学園)は本当に的確なアドバイスをくれますね。困った時には頼りにしています。フォームの修正とかもしてくれます。大平さん(真二女子部コーチ、昭63文卒=埼玉・川越)は週末とか仕事がない日には来てくれて、選手のコンディションや状態もすごく知っているのでそういう面では良く見て下さっているなと思いますし、同様に頼りにしています。

草野監督は試合の時にプレーを見てもらって、結構注意されたりしますが、言われていることは分かるしそれが出来ればもっと成長できるんだなと感じています。大平さんは、本当に良く来て下さって本当に感謝しているし、試合の時も「足動いていないぞ」とか基本的な事を言ってくれます。

加瀬ベンチコーチの際は自分での分かってはいるのですが言われることによって再確認と言うかやっぱりそうなんだという風になるので、まずはそこだけを意識してやろうと切り替えることができています。

揺るぎない心と自信を胸に

――次の目標は

加瀬11月中旬に開催される世界選手権ですね。シングルス、ミックスダブルス、ダブルス、国別とあるのですが、私はダブルスに出ます。団体戦はまだどうなるか分かりません。

草野私は来年のインカレです。今年はインカレで負けた分、来年まで自分自身がしかり勝ち切りたいと思います。

――世界選手権への意気込みは

加瀬そうですね。金メダルを取りたいなという部分と技術も大事ですが、気持ち、精神面が一番重要になってくると思うので気持ちで負けないようにしたいと思います。

――大会まではどのように過ごしたいですか

加瀬脇田さんと練習する機会はあまりないですね。今まで二年間組んで来て、久々に会うと感覚が合わなかったりするので、練習も脇田さんはあまりできていないのでやはりその体のコンディションだったり、合っていないところがあれば合わせるようにはしていきたいなと思います。

――昨年行われた予選会は見事な優勝でしたね

加瀬前日練習まで本当に二人とも調子が悪すぎて、あしたも一回戦とかで負けるのではないかなと思っていたのですが、どんどん調子が上がってきて勝った試合でした。とりあえず一生懸命やっていたという感じしかないです。

――その後の日本代表の練習は

加瀬学ぶというよりは本当にトレーニングがきついのでそこでだいぶ体力や筋力が付きました。ボールも速くなったと思うし、前に走るスピードが速くなって浅いボールも以前よりは取れるようになりました。社会人の方も意識が高くて、技術もあるので勉強になりました。

――対戦相手として見た時に学生と社会人との違いは

加瀬気迫?

草野気迫違いますよね。

加瀬社会人の方はテニスやりながら仕事をしたり、テニスで会社に入ったりしているのでその部分では勝ちに来る気持ちが全然違います。マネしようと思っても厳しいよね。

草野はい。懸けているものが違います。

――天皇賜杯・皇后賜杯全日本(天皇杯・皇后杯)は出場されますか

草野妹と出場します。群馬の県の枠で出させてもらいます。

加瀬私は脇田さんと出ます。世界選手権前の二人で出る最後の公式戦になるのでやはり確認ではないですけど上位はもちろん目指しますが呼吸を再確認しながらプレーしたいと思います。

草野妹が後衛なのですが、ケンカばかりになってしまうので、ケンカしないようにしたいです。(笑)。二つ離れているので、中学の時も半年間組んで、高校の時も半年間組んでという感じです。本当にケンカばかりなので楽しくできたらなと思います。妹が今受験生であまり練習できていないのですがせっかく出れるので二日目は残りたいです。

――世界選手権に向けてになりますが、他国と日本の違いは

加瀬やはり韓国はバックが上手いですね。後は他国はカットがラリー中にけっこうカットしてきたりするので日本とは違うなと思います。

――心持ちは

加瀬日本を背負うとかいうものはあまり気にせずですね。頑張ろうとは思っています。本番になればプレッシャーを感じると思いますが今はあまり感じていません。

――この一年間で最も成長できたところは

加瀬この一年間はあまり変わっていなくて、四年間を通して見ると技術的にはもちろん成長したし体力的にもメンタル的にもすごく強くなったなと思っています。様々な試合に出ることで様々な状況が待ち受けています、そこで勝つことによって精神的に強くなるというか自信が持てるようになりました。

草野ことし一年間やってみて東日本インカレが終わるまではずっと調子が上がらないというかダメダメでした。私団体戦ひどかったですよね?

加瀬うん。(笑)

草野誰に行ってもあれはひどいと言われるくらいにやばかったです。動けないし何しても決まらないし何してもミスばかりするしで散々でした。でも、何がきっかけか分かりませんが、そこから変わってきて色んな感覚が増えて楽しくなってきたなと、そういうシーズンだったと思います。中一日で変わっちゃったんですよね。何があったかは今でも分かりません。

――今後の課題は

加瀬もうテニスはやらないので特にないですね。

草野技術的にはまだまだ全部が甘いので、後は団体戦の大一番など大事なところで勝てるようになりたいなと思います。奈央さんがいなくなって絶対に勝ってくれる人がいなくなった分、私が勝てるようになりたいのでそこの部分も考えながら練習していきたいと思います。

――テニスを学生時代で終えられるというのはいつ決断しましたか

加瀬それはもう大学に入る前から決めていました。卒業後は地元(秋田)に帰って働きます。世界選手権で思い切りできたら思い残すことはもうないと思います。

――小林さんの穴はやはり大きいですか

草野苦しい時でも奈央さんは勝ってくれるというのがみんなあったと思います。なので、今後は今まで以上にみんなで勝ちに行くことが大事になっていくと思います。

――四年間で一番思い出に残る試合は

加瀬やはり2年の時のインカレですね。先程も言ったように一番印象に残っていますね。

草野一番覚えているのはきょねんの負けてしまったインカレですね。あの悔しさはすごく鮮明に覚えています。

――では最後に一言お願いします!

加瀬先にどうぞ。(笑)

草野楽しく四年間終われるように頑張ります!

加瀬もうテニスは辞めてしまいますが、辞めても楽しく、プライベートでやりたいなと思います!

――ありがとうございました!

(取材・編集 和泉智也)

加瀬が四年間を過ごした所沢のホームコートでWサイン

◆加瀬祐佳(かせ・ゆうか)(※写真右)

1993年(平5)12月15日生まれ。身長156センチ。東京・文化学園大杉並高出身。スポーツ科学部4年。2年時からインカレ団体戦でメンバー入りを果たし、今季は日本代表に選出された加瀬選手。いかなる状況でも「一笑懸命」チームを盛り上げ、ワセダの元気印でした。時には後輩の草野選手に話を振り、時には真剣に後輩の話に聞き入るなど、とても後輩思いな姿が見られました!

◆草野絵美菜(くさの・えみな)(※写真左)

1995年(平7)8月24日生まれ。身長160センチ。群馬・高崎健康福祉大高崎高出身。教育学部2年。ゴールのあるスポーツ以外なら得意だという草野選手。子供の頃、自宅の机にネットを作って兄弟と卓球などをして遊んでいたそうです!来季はチームの柱になりたいと強い気持ちを秘めた期待の2年生。特に、草野選手が語る軟式庭球の魅力は必見です!

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