その他

2015.02.08

平成26年度卒業記念特集

第65回 大峯功三/ラグビー(3月26日)

真面目に、愚直に、不器用に

 この春、誰からも信頼された大峯功三(スポ=福岡・東筑)がユニフォームを脱ぐ。愛されるチームを作るために、不器用ながら尽力してきた大峯。地道な努力で這い上がってきたからこそ、周囲への心配りや気遣いも欠かさない。主将としてチームをけん引してきたこの男の4年間に迫る。

 

第64回 小倉順平/ラグビー(3月26日)

全ては勝利のために

 「チームが勝つも負けるも自分次第」。4年間主力として、また4年時は副将としても早大を引っ張り続けた小倉順平(スポ=神奈川・桐蔭学園)の言葉だ。自分が何をすればチームが勝てるのか。どんな状況であれどん欲に勝利を求め続けた小倉のその言葉には、自身のラグビー人生が詰まっていた。

 

第63回 布巻峻介/ラグビー(3月26日)

早大から世界へ

 『荒ぶる』を目指し戦い続けた早大ラグビー蹴球部。12月28日、試合終了のホイッスルと同時にその夢はついえることとなってしまった。副将・布巻俊介(スポ=東福岡)のワセダとして最後の試合が終わった瞬間だ。試合後には「負けたのだなという気持ちと、まだ受け入れられてない気持ちがある」と悔しさをにじませた。しかし、引退からおよそ1か月。「結果も大事だが、結果だけを求めても結果は出ないなど、よく周りを見るようになった」と東海大戦の悔しさを忘れず、これからのラグビー人生に向け歩き出していた。

 

第62回 尾形峻/スキー(3月25日)

『一番弱い主将』

 スキーは個人競技である。個の力を伸ばすことが必要だ。インカレで男女アベック総合優勝を目指すためにはたしかに選手それぞれの能力を高めることが一番かもしれないが、それと同時にチームのまとまりも求められてくる。チームの先頭に立つ頼もしきリーダーが、尾形峻主将(スポ=群馬・嬬恋)だ。尾形は、早大スキー部を愛すべき場所と語る。部の精神的支柱として、どのような行動を見せていたのか――。

 

第61回 山本修平/競走(3月24日)

『W』の誇りを胸に

 正月の風物詩となった東京箱根間往復大学駅伝(箱根)。往復217.1キロに及ぶレースの中で最も過酷を極めるのは、山上りとすら称される5区で間違いない。箱根の象徴ともいえる難敵に3度挑んだのが山本修平(スポ=愛知・時習館)だ。中学生の頃から憧れ続けたワセダでの4年間は、誰よりもエンジに誇りとこだわりを持って駆け抜けた一瞬の夢のようであった。

 

第60回 九鬼巧/競走(3月24日)

『一体感』

 陸上競技は個人競技とはいえチームとして戦う以上、強い組織力が必要だ。一人一人が自分の役割を理解し、全うすることで生まれる一体感。それが目的意識をより高いものにする――。数々の学生トップ選手が在籍する早大競走部を1年間主将として率いてきた九鬼巧(スポ=和歌山北)。チームを第一に考える中で得たものを糧に、新たなるステージへ歩みを進める。

 

第59回 太田篤/航空(3月23日)

仲間と挑んだ『紺碧の空』

 「人間として大きくなれたかなと思っています」。航空部での4年間を振り返り、太田篤(基理=東京・本郷)はそう語った。グライダーに対する知識を何も持たずに飛び込んだ未知の世界。そこから実力を積み上げ、4年時にはチームの柱となるまでに成長を遂げる。仲間と歩んだワセダでの競技生活に対する思い、そして太田が見据える未来とは。

 

第58回 高月拓磨/軟式庭球(3月22日)

楽しむことの大切さ

 「テニスは楽しく」。それが、早大軟式庭球部主将、高月拓磨(スポ4=香川・尽誠学園)のポリシーだ。大学屈指の強さを誇り、常に勝利が期待される早大軟式庭球部。にもかかわらず、そのプレッシャーをはねのけコートの上では笑顔を覗かせる高月の根底をつくり出したものは何なのか。エリート集団をけん引してきた四年間に迫る。

 

第57回 中林惇/ラクロス(3月21日)

頂への挑戦

 冷静さを持ちながらも、胸に秘めているのは熱い闘志。中林惇(スポ=東京・城北)の静かなまなざしは常に頂上を見据えていた。『日本一』に向け、逆境の中でも前に進み続けた四年間。険しいその道のりの先に待っていたものとは。

 

第56回 鳴澤眞寿美/ラクロス(3月21日)

自分らしくいられる場所

 圧倒的なカリスマ性で、大所帯の早大女子ラクロス部をまとめあげてきた主将、それが鳴澤眞寿美主将(社=福島・富岡)だ。「一人間、一女性としての日本一になろう」。ラクロスのみならず、人間性でも日本一になることをコンセプトに掲げ、追求し続けた。自身のアイデンティティがスポーツだと語る鳴澤が紡いだ、四年間の物語とは。

 

第55回 石田勝希/日本拳法(3月20日)

誇れる『最高のチーム』

 「ことし悔しい思いをしたので締めるところは締めてしっかり頑張っていきたい」。こう語ったのは、主将就任決定直後の石田勝希(スポ=大阪・初芝立命館)である。就任以来、「皆が伸び伸びと個性を伸ばせるチーム作り。締めるところはきちんと締めて、楽しむところはしっかり楽しむ雰囲気作り」を目指し、早大日本拳法部を率いてきた石田。団体戦ではほぼ全てで大将戦を務め、実力面でも精神面でもチームの支柱と言える大きな存在となった。主将という大役を終えたいま、男は何を思うのか――。石田の4年間に迫る。

 

第54回 吉田享平/ソフトボール(3月19日)

『早稲田たれ』

 創部史上初の全日本大学選手権(インカレ)3連覇。この輝かしい快挙を達成するまで一年間、あらゆる大会で優勝できず苦しみ続けた主将、それが吉田享平(スポ=群馬・中央中教校)だ。それまでの順調な競技生活から一転、結果を残せないという現実に吉田は迷い、戸惑い、苦悩する。しかし吉田の中には、決して揺らぐことなく、最後まで貫き通した信念があった。

 

第53回 林香里/アーチェリー(3月18日)

チームの力を信じて

 林香里(スポ=奈良学園)が女子リーダーとしての1年間で最も大事にしてきたこと、それは『チーム力』だ。個々が理想を追い求めながらも、チーム全員で勝つ。そのために誰よりも全力でチームを支え、チームを後押ししてきた林が振り返る4年間とは。

 

第52回 春日勇人・久枝昂弘/合気道(3月17日)

勝利への思い

 昨年11月に行われた全日本学生大会(インカレ)。そこで団体アベック優勝、個人戦でも上位を独占と素晴らしい結果を残した合気道部。その輝かしい結果の裏には春日勇人主将(政経=東京・開成)と久枝昂弘(政経=東京・桐朋)の熱い思いと、ある覚悟があった。「1年間やってきたことが正しかったと証明するために」そんな熱い思いを持っていた2人の4年間に迫る。

 

第51回 安達瑛香/射撃(3月16日)

射撃と歩む

 背中でみせる主将、安達瑛香(文4=徳島・城南)。決して厳しい言葉を発することはなかった。しかし真摯に練習に励み、常に高みを目指すその姿は部員たちを刺激した。早大射撃部を支えた中心的存在、安達の素顔に迫る。

 

第50回 神谷勇斗/ウエイトリフティング(3月15日)

背中で語った主将の一年間

 競技者間での競争意識の刺激を目的として、大学スポーツの多くでは2部制が採用されている。ウエイトリフティングも例外ではない。第一線であることの証明である1部残留を守ってきたワセダだが、昨年度にまさかの2部降格。1部での戦いを目指してきた選手にとって、「どうしても士気が下がりがちだった」と主将を務めた神谷勇斗(スポ4=沖縄・糸満)は今年度を振り返った。

 

第49回 鈴木豪/ゴルフ(3月14日)

チームに献身する主将

 「気合いで乗り切った1年でした。勉強、就活との両立でもありました」。44あるワセダの体育会の中で、鈴木豪(国教=愛知・南山国際)のような主将は他にいないだろう。絶対的エースでなく、その実力で引っ張るわけではない。「スポーツ推薦の選手がおらず、主将を引き受けることになった」。そんな鈴木が他の体育会の主将に負けないこと、それは、部員を思う気持ちの強さだ。

 

第48回 佐々木透/ワンダーフォーゲル(3月13日)

誰をも魅了する山

 「ワンダーフォーゲル」。この単語を聞いて何を想像するだろうか。早大ワンダーフォーゲル部の主将を務めた佐々木透(人=東京・青陵)も、「最初は全くわからなかった」と笑いながら当時を振り返る。野球に浸かっていた今までの人生を離れ、全く新しい境地に足を踏み入れた。それは、他の仲間も同じであった。自分と経験してきたことも違えば、価値観も違う。しかし、その仲間と共に山を登ってきて、「今は完全に山に取りつかれている」と語る。佐々木が魅了された山での4年間とは。

 

第47回 和田治久/バドミントン(3月12日)

仲間の支えを糧に

 「なかなか勝てなかったけれど、満足している」。晴れやかな表情で、自身の4年間をこう振り返った和田治久主将(スポ=埼玉栄)。高校までとは全く異なる練習環境で、チーム一丸となって全国の頂点を目指し鍛錬を重ねた日々。主将として臨んだ今季、何よりも心強かったもの。それは仲間の存在である。

 

第46回 佐々木勇輔/自転車(3月11日)

勝負でありゲーム

 自転車は過酷な競技だ。長いもので100Km近くの距離を駆け抜けるロードレースでは、途中で脱水症状や足のけいれんに見舞われる者も少なくない。ところが、そんなレースを「楽しい」と形容する選手がいる。今季の自転車部のエースとして活躍した佐々木勇輔(教=埼玉・早大本庄)だ。なぜ佐々木は自転車を楽しみ続けることができたのだろうか。その秘密を探るべく彼の競技人生を振り返ってみたい。

 

第45回 南貴文/準硬式野球(3月10日)

貫いた『自分流』

 東京六大学リーグ戦(リーグ戦)では、毎年のように優勝候補に挙げられる常勝軍団・早大。本年度も春季優勝、秋季2位の好成績を収めた。2年時から一塁手のレギュラーを獲得し、最後の1年間は主将として、そして4番打者としてチームを率いた南貴文(スポ=兵庫・加古川西)。順風満帆に見えた早大での野球生活。しかし、それはさまざまな苦悩の連続であった。「本当に学べることがたくさんあった」と、この4年間を振り返り語った南。幾多の壁を乗り越えた先に見つけた光に迫る。

 

第44回 日野翔太/少林寺拳法(3月9日)

主将としての苦悩

 どの分野においても「責任」という言葉ほど重く、体現することが難しいものはない。「主将としての責任がプレッシャーになることもあった」。冷静な表情の裏側にはどんな情熱と苦悩が込められていたのだろう。ひたむきに少林寺拳法に打ち込んだ日野翔太(社=埼玉・川越東)のワセダ四年間に迫る。

 

第43回 木暮美季/応援(3月8日)

応援に新しい風を

 猛暑の中、学生服を着てスタンドで応援をリードするたくましい男たち。それが応援部リーダーのイメージだろう。しかし、その過酷な門をたたいた女性がここにいた。木暮美季(法=埼玉・早大本庄)、ワセダの応援を支えた初の女性リーダーだ。「駄目と分かっていてもとりあえずやってみる」、その性格が木暮の原動力になった。

 

第42回 仁熊佑太/応援(3月8日)

信頼される主将に

 「応援部であるということは模範学生であるということ」。そう語ったのは仁熊佑太(創理=埼玉・早大本庄)元代表委員主将。勝敗のつかない応援に最終的なゴールはない。応援した各部の選手たちが喜んでくれること、それが一番の支えとなり嬉しかった瞬間であった。

 

第41回 谷口裕明・西森健太/フェンシング(3月7日)

フェンシングがつないだ縁

 多くを語らず心の内に秘めたるものを感じさせる『静』の谷口裕明(スポ=香川・三本松)。持ち前の社交性で人の心の扉を開く『動』の西森健太(教=香川・三本松)。対照的な性格の二人を結びつけてきたのは、フェンシングだった。同じ中学、高校、大学に通い苦楽を共にしてきた二人の歩んできた道のりを振り返る。

 

第40回 田中智大/ホッケー(3月6日)

未来の通過点

 「ホッケーとは、人生ですかね」。そう照れながら語ったのは、昨季早大ホッケー部の主将を務めたDF田中智大(社=福井・丹生)だ。中学時代から10年間、スティックを片手にグラウンドを駆けまわってきた。「嬉しいこともつらいことも、ホッケーをしていたからこそ経験できた」と話す田中が、ワセダの4年間で得たものとは何か。そして主将という大役を果たしたいま、視線の先に映っているものとは。

 

第39回 玉城慶也/ハンドボール(3月5日)

終わりなき挑戦

 主将にのしかかる『ワセダ』の伝統と責任の重圧は計り知れない。しかし、昨季主将としてハンドボール部をけん引してきた玉城慶也(スポ=沖縄・興南)はそれを全く感じさせなかった。ワセダという枠にとらわれない、故郷・沖縄らしいどこか自由な雰囲気を持つ選手だった。ひたむきに『日本一』を目指して戦った玉城の4年間とは。

 

第38回 櫛田佳佑/ヨット(3月4日)

荒波を越えた先に

 最終レース終了を知らせるホーンが鳴るとエンジのフラッグが大海原に高々と掲げられた。『王者ワセダ』復活。歓喜の輪ができ、喜び合う選手の中に人目をはばからず涙を流す櫛田佳佑(社=東京・早大学院)の姿があった。この一年間、チームの精神的支柱として貪欲に勝利だけを追い求めてきた櫛田。早大ヨット部の新時代を切り開いた男はいま、何を思うのか――。

 

第37回 峯佑輔/アメリカンフットボール(3月3日)

日本一の守備目指して

 日本一への挑戦――。今季のBIG BEARSのテーマは二強崩し。日大、法政に対して勝ち星を挙げることにあった。しかし、勝負どころでのミスが痛手となり惜敗。日本一への夢は消え、リーグ戦4位という厳しい現実が目の前にはあった。峯佑輔(教=東京・早大学院)は「勝てなかったら意味がない」と悔しさをにじませた。ディフェンスリーダーとしてチーム作りに貢献してきた峯の4年間を振り返る。

 

第36回 中村洸介/アメリカンフットボール(3月3日)

『勝ち』へのこだわり

 「アメリカンフットボールは、『信頼』のスポーツ」。大所帯のBIG BEARSをまとめ上げる中村洸介(スポ=東京・日大三)はそのように語った。自身の学生生活のほとんどをアメフトと共にしてきた中村にとって、フットボールは自分を育ててくれた存在だという。ケガに苦しみながらも、『日本一』という目標に向かって走り続けた4年間を追う。

 

第35回 岩脇彩香/自動車(3月2日)

仲間と共に勝利をつかんだ

 2014年、早大自動車部女子団体は全日本総合杯を獲得した。4年生として迎えた最後の年、3度の全国大会中2度も女子団体を優勝に導いた、岩脇彩香(先理=東京・創価)。「勝っても意識して自分自身を戒めていた」と貪欲に勝利を求め続けた女子エースは、早大自動車部での4年間を振り返る。

 

第34回 前川勝利/レスリング(3月1日)

世界で勝つために

 早大の最重量級を担う男、前川勝利副将(スポ=茨城・霞ヶ浦)。高校3年で高校五冠(高校総体、全国高校選抜、国体少年、全国高校生グレコローマン選手権、JOC杯ジュニアオリンピック優勝)を達成するなど、その活躍は目覚ましい。東京五輪での活躍を目標に掲げた早大での四年間とは。未来へ加速する前川に迫る。

 

第33回 保坂健/レスリング(3月1日)

静かな闘志

 長い歴史を持つことで有名な早大レスリング部。その伝統を継いでチームをけん引してきたのは、全日本学生選手権を優勝、内閣総理大臣杯全日本大学選手権(内閣杯)を二階級連続優勝するなど、幾多の実績を誇る保坂健主将(スポ=埼玉栄)だ。主将を務めた一年は世界選手権に出場し活躍の幅を広げた。「レスリングを辞めようと思ったことは一度もない。俺にはレスリングしかないから」そんな保坂がレスリングにささげた四年間の軌跡をたどる。

 

第32回 黒木麻衣/女子バレーボール(2月28日)

つないだ先に見えたもの

 円陣の中から聞こえてくるひときわ大きな声。主将の黒木麻衣(スポ=大阪国際滝井)の声だ。その表情は明るく、笑顔で常にチームを元気づけていた。『つながり』というスローガンを掲げ臨んだこの一年。セッターとしてもボールをつなぎ続けたいまの黒木の瞳には、いったい何が写っているのだろうか。

 

第31回 専田和也/男子バレーボール(2月28日)

責任を一身に背負って

 「仕方がないという気持ちだが、もう少しできたという思いも若干ある」。専田和也(スポ=神奈川・弥栄)は、ラストイヤーをこのように振り返る。淡々とした口調で取材に応じていた専田だったが、この時だけは「若干」という部分を強調した。言葉の裏に見え隠れする、複雑な思い。そこには、主将としての苦悩とエースとしての葛藤があった。長くチームの主力であり続けた『小さな大エース』の四年間に迫る。

 

第30回 薬師寺拓哉/空手(2月27日)

支え、築いたもの

 主将として、東日本大学選手権で早大空手部の男子団体組手を43年ぶりにベスト4へと導いた薬師寺拓哉(商=東福岡)。実力のある下級生が次々と結果を残していく中、自身のプレーが上手くいかないときもあった。それでも常にチームを考え、静かに支えてきたこの男なしでは、華々しい結果をつかみ取ることはできなかったであろう。早大空手部の『絶対的支柱』を担ってきたともいえる、薬師寺の素顔とは。

 

第29回 佐藤紘翔/体操(2月26日)

受け継がれる「W」への思い

 エンジのユニフォームに白く刻まれた「W」の文字。この文字の重みを誰よりも理解し、大切に思っている男がいる。「自分たちは早稲田大学というすごい大学の一員であることをしっかり自覚してほしい」。後輩たちに伝えたいことは、という質問に対し佐藤紘翔主将(スポ=岡山・関西)はこう答えた。幼い頃から生活の中心はいつも体操。辞めたいと思ったことは一度もなかったが、体操だけの人間にはなりたくなかった。早大なら体操だけの人間にはならないのではないか――。漠然とした期待感を胸に、早大の門戸をたたいた男を待っていたものとは。

 

第28回 三上勇弥/ボクシング(2月25日)

苦境の先にある成長

 リングの下で試合に臨む選手を熱いまなざしで見守る者がいた。主将として、サブセコンドとして早大ボクシング部を支えた三上勇弥主将(スポ4=広島・山陽)。2年前までは仲間と同様に、リングの上でがむしゃらに対手と拳を交わす三上の姿があった。しかし不運にも、3年からは右目の負傷によりリングから降りることを余儀なくされた。大きな挫折を経ても「思い残す事は無い」と明るく語る三上の4年間とは――。

 

第27回 森美紗樹/卓球(2月24日)

チームに対する思い

 優勝が決定した瞬間、歓声が沸き起こった。昨年、早大卓球部女子部が達成した悲願の秋季関東学生リーグ戦(リーグ戦)優勝という快挙。それも、7勝全勝という完全優勝だった。そのチームをつくり上げたのは主将である森美紗樹(スポ=高知・明徳義塾)だ。大黒柱として常にチームを気に掛け、支え続けてきたこの1年。その目には何が映っていたのか――。

 

第26回 山本直哉/卓球(2月24日)

背中でみせる

 「背中でみせる、それがキャプテン」。早大卓球部を関東学生リーグ戦(リーグ戦)2位に導いた立役者となったのは、山本直哉主将(スポ=山口・野田学園)だ。決して、厳しい言葉や強い態度をとったことはない。ひた向きに卓球に取り組み、その背中で部員たちに語りかけた。

 

第25回 五十嵐裕哉/馬術(2月23日)

馬と共に、仲間と共に

 昨年、早大馬術部が実に63年ぶりに手にした、関東学生争覇戦(争覇戦)優勝という栄冠。その歴史的勝利の最大の功労者は、絶対的エースであり馬術部をまとめ上げる主将でもある、五十嵐裕哉(創理4=新潟南)だった。14年にも及ぶその競技生活を振り返り、いま何を思うのか――。

 

第24回 三田一紗代/女子サッカー(2月22日)

勝利と敗北の先に

 ゴールマウスに君臨し、仲間の危機を幾度となく救う。風格漂うその姿はまさに守護神。GK三田一紗代(社=京都精華女子)はチームの全てをピッチの最後方から見届けた。勝利、そして敗北。一つ一つの経験が三田を大きく変えていく。「悔いがないと言ったら嘘になる」とワセダでの4年間について語った真剣な瞳にはいったい何が写っていたのか――。

 

第23回 小野田莉子/女子サッカー(2月22日)

己と向き合い手にしたもの

 「誰よりも負けず嫌いな自信がある」。そう語るのはア式蹴球部女子、DF小野田莉子主将(スポ=宮城・常盤木学園)。女子サッカーの名門であるワセダへの憧れを抱き入学するも、1・2年時は試合に出る機会に恵まれなかった。しかし、ピッチへの熱い思いから3年時にスタメンの座を獲得すると、チームに欠かせない存在に。そして迎えた最終学年。自らの経験を生かそうとキャプテンに就任。結果こそ振るわなかったものの、「最高のチームだった」と思い返すワセダでの4年間とは―――。

 

第22回 園田慎一郎/男子サッカー(2月21日)

近くて遠い憧れの舞台

 早慶サッカー定期戦(早慶サッカー)――。ワセダと慶大の両校が意地とプライドを懸けてぶつかり合う、まさしくビッグマッチ。これまでも多くの観客を少なからず熱くさせ、感動させてきたこの試合に、憧れを抱く選手も多い。MF園田慎一郎(社=東京・早実)もその一人。ただその思いは人一倍、そう誰よりも強かった。

 

第21回 近藤洋史/男子サッカー(2月21日)

成長の先に

 「ピッチ内外、誰もが信頼している選手」。GK松澤香輝副将(スポ=千葉・流通経大柏)はMF近藤洋史主将(スポ=名古屋グランパスU-18)について、このように評した。だが、入部当初から全員の評価を勝ち得ていたわけではない。そこに至るまでに、とまどいも、葛藤も、迷いも乗り越えてきたのだ。近藤洋を成長させたア式蹴球部での4年間を追う。

 

第20回 桂葵/女子バスケットボール(2月20日)

『感謝』を忘れず、歩んだ4年間

 「今までお世話になった人たちに、少しは恩返しができた」。そう笑顔で語るのは、エースとして早大女子バスケットボール部をけん引してきたC桂葵(社4=愛知・桜花学園)だ。4年目のシーズンは関東大学女子リーグ戦、全日本大学選手権(インカレ)でともに最優秀選手賞を獲得し、チームの優勝に大きく貢献した。感謝の気持ちとともに歩み続けた4年間を振り返る。

 

第19回 木村晃大/バスケットボール(2月19日)

挫折を乗り越え伝えたいこと

 「共に頑張ってきた仲間には感謝の言葉しかない」。早大バスケットボール部の4年間を振り返って、F木村晃大(スポ=京都・洛南)はこう答えた。入学して間もない頃から豊富な試合経験を積み勝利に貢献してきた一方で、3年時には関東大学リーグ(リーグ戦)2部降格を味わう。バスケット人生において「初めてだった」と語るケガに悩まされながら迎えたラストシーズン。常に一緒に戦うチームメイトの存在があったから乗り越えてこられたと述べる4年間とは。

 

第18回 熊田のぞみ/フィギュアスケート(2月18日)

「なんとなく自然と」から始まった競技人生

 「本当に人に恵まれた」。そう笑みを浮かべて誇らしげに自身の競技人生を振り返ったのは、熊田のぞみ主将(文構=神奈川総合)だ。大学で目標としていた日本学生氷上競技選手権(インカレ)出場は果たせなかったが、精一杯の演技に悔いはない。最後の舞台を滑り終えた今、熊田の第二の人生が始まろうとしている。

 

第17回 小田卓朗/スピードスケート(2月17日)

更なる高みへ

 早大に入学する前年、小田卓朗(スポ=山形中央)は日本の頂点に立った。当時高校生ながら、日本中から強豪が集まる全日本スピードスケート距離別選手権大会(距離別)男子1500メートルで優勝。入学後も、距離別二連覇を含めさまざまな大会で輝かしい成績を残してきた小田だが、いくら表彰台に上がろうとも満足することはなかった。そんな小田が見据える先には何があるのだろうか。

 

第16回 森田哲朗/アイスホッケー(2月16日)

『Aマーク』

 一人ひとりの個性の強さが際立つ早大。一見するとまとまりにくいこのチームを支え続けたのが、FW森田哲朗副将(教=東京・早実)だ。チームメイト、そして自分自身にもストイックさを貫き通す。その姿勢は、常に早大のことを第一に考えてのものであった。しかしながら、その過程で森田はある課題に直面する。『アシスタントキャプテン』を意味するAマークを胸に携え、リンク上を駆け回ったこの一年。森田はその先に何を見出したのか。

 

第15回 池田一騎/アイスホッケー(2月16日)

新たな景色

 誰よりもチームのことを思い、チームのために動いてきた男がいた。相手の厳しいマークをものともせず、試合の流れを変える華麗なシュートで何度も苦境を救ってきたFW池田一騎主将(スポ=北海道・駒大苫小牧)。同期の中で唯一入学当初からスターティングメンバーに名を連ね、いつしか名実共に早大の『エース』として名をはせるようになった。順風満帆に見えた大学生活。そんな池田も主将として迎えた最終学年ではチームをまとめ、勝つことの難しさを痛感した。しかし、だからこそ得たものがある。苦悩の日々に考え抜いた末、導き出された答えとは。

 

第14回 固城侑美/水球(2月15日)

『主体性』

 あと1点で悲願の初優勝を逃した昨年の日本学生選手権(インカレ)。女子水球部は選手の力で日体大を土俵際まで追い込んだ。エース兼主将の固城侑美(スポ=東京・藤村女)なくしては果たせなかった2年連続の準優勝。固城の右腕から放たれたシュートが幾度となく勝利に結びついたことか。部の躍進と共に歩んできた固城の4年間に迫る―。

 

第13回 杉山沙侑南/競泳(2月14日)

仲間と泳いだラストイヤー

 「仲間や出会ってきた人に恵まれたことは自分の財産」。早大での4年間をこの言葉で振り返るのは女子部主将を務めた、杉山沙侑南(スポ=静岡・日大三島)だ。女子部員は少人数だからこそ、チームスローガンである『結束』を強めて1人ではなく全員で戦う。大学で競泳人生を引退する彼女にとって、仲間と泳いだラストイヤーは特別な年となった。

 

第12回 林和希/競泳(2月14日)

荒波を越えて

 日本学生選手権(インカレ)で、最も会場が盛り上がるのがリレー種目。普段は個人競技であるため、仲間と共に泳ぐリレーはスイマーにとって特別なものだ。中でも花形と言える男子400メートルメドレーリレーで、昨年連覇を果たした早大。そのメンバーとして貢献したのが林和希(スポ=愛知・豊川)だ。栄冠をつかむまでの道のりは、決して順風満帆なものではなかった。林の激動の4年間に迫る。

 

第11回 永山豪朋/弓道(2月13日)

「強さ」を信じる

 「すっきりした負けだった。」昨季、涙をのんだ同じ場所で行われた入れ替え戦を振り返るのは、弓道部主将を務めあげた永山豪朋(文構=東京・早実)。冷静に確実に的中を重ねていく姿はチームを鼓舞し、多くの勝利に導いた。思うような結果が出ず、カベにぶつかりながらも4年間突き進むことができた理由。それは勝利への渇望、そして自分たちの強さを信じ続けることであった。

 

第10回 小林将来/柔道(2月12日)

『責任を力に』

 「任された以上は結果を出そうと思った」。主将に就任した時を振り返り、力強くこう語った小林将来主将(社=三重・四日市中央工)。けがを乗り越え、重要な場面で大将を任されていく中で芽生えた責任感。それを力に変え、入学前から憧れていた早慶対抗戦(早慶戦)の舞台でチームに悲願の勝利をもたらす存在となった4年間をたどる。

 

第9回 菊池優香/剣道(2月11日)

目指し続けた夢舞台

 愛知県春日井市。毎年ここで女王を決める全日本女子学生優勝大会(全日本)が開催される。その決戦の地に、3年ぶりに早大女子剣道部が帰ってきた。復活を遂げた早大を率いたのは菊池優香(社=京都・日吉ケ丘)。多くの挫折を越え、最後の戦いを終えた主将の顔には、晴れやかな笑顔があった。

 

第8回 西村慶士郎/剣道(2月11日)

剣豪の歩み

 相手の動きを読み、後の先を取る。西村慶士郎(スポ=佐賀・龍谷)は4年間、その巧みな剣さばきで早大の戦力の一翼を担ってきた。一本を決めて鬨(とき)の声を上げる『剣豪』の姿を何度見たことだろう。1年生の時からレギュラーとして活躍し、全日本学生優勝大会にも出場するなど輝かしい戦績を誇るこの男は、大学生活中いったい何を考え、何を感じて過ごしてきたのか。メンの下の素顔に迫る――。

 

第7回 辛島瑞加/漕艇(2月10日)

成長させてくれた場所

 「やりきった」。晴れ晴れとした笑顔で、4年間の漕艇部生活を振り返るのは女子部主将を務めあげた辛島瑞加(スポ=東京・富士見)。ワセダに入学してからボートを始めるという異色の経歴の持ち主だ。歴代の主将と異なる背景を持つ辛島はどのように『最強・ワセ女軍団』をけん引してきたのか。

 

第6回 青松載剛/漕艇(2月10日)

『仲間』と共に

 「少し口ベタで、やることをちゃんとやって背中で語るような人でした」。次期主将の長田敦(スポ3=石川・小松明峰)は青松載剛(スポ=京都・東舞鶴)の印象をこう語った。決して熱い主将ではない。しかし冷静な表情の裏側では、常に勝利を渇望し、烈々たる闘志を燃やし続けた。ワセダでの4年間で得たもの。それはかけがえのない『仲間』であった。

 

第5回 高田千奈美/庭球(2月9日)

『強さの理由』

 試合中、ひときわ真剣に選手のプレーを見つめ、応援の拍手を送り続ける姿がある。高田千奈美(スポ=静岡・浜松西)は主将と主務を兼任し、女子部の全日本大学対抗王座決定試合(王座)9連覇を支えた立役者の一人だ。「挫折しそうな時もあったけど、いろいろな人に支えられて一年間乗り切ることができた」。このように語る高田のテニス人生とは、一体どのようなものだったのだろうか。

 

第4回 大城光/庭球 (2月9日)

苦悩の果てに

 全日本大学対抗王座決定試合(王座)10連覇。この大記録に挑戦した男子部を一年間率いていたのが、大城光主将(スポ=埼玉・秀明英光)だ。「あまり記憶がないくらい、余裕を持てていなかった」。最後の一年をこのように振り返った大城。プレーヤーとして前線で戦いつつ、目標に向かってチームをまとめること。その難しさに葛藤した日々だった。

 

第3回 小野田俊介/野球 (2月8日)

静かなる大砲

 余裕すら感じさせる、ゆったりとした構え。それは、泰然自若としたこの男をそのまま表していたのかもしれない。強肩強打の外野手、小野田俊介(社=東京・早実)は、ことしの野球部を語る際に不可欠な存在だ。何度もその1本でチームを勢いづけてきた、稲穂打線の大砲。自らのバットで逆転のアーチを描き、静かに、そして誇らしげに、ダイヤモンドを一周する姿がそこにはあった。

 

第2回 有原航平/野球 (2月8日)

『勝たせるエース』になるために

 大きな背中に揺れるエースナンバー『11』が、マウンドへと向かう。有原航平(スポ=広島・広陵)――その名が神宮にアナウンスされると、球場中のワセダファンは、勝利の予感に身を震わせた。キレのある速球と多彩な変化球とを巧みに操り、相手打線を封じる、頼もしい絶対的エース。しかし、有原は大学四年間の成績を振り返って「全然満足はしていない」と表情を固くする。チームをその豪腕でけん引し続けた男は、どこまでもストイックであった。

 

第1回 中村奨吾/野球 (2月8日)

夢への道程

 「野球選手としても人としても成長できた、原点といえる場所」。ワセダの野球部とはどのような場所であったかという質問に、少し時間を置いて中村奨吾主将(スポ=奈良・天理)は答えた。プロへの強い思いを胸に駆け抜けた四年間。ドラフト1位という栄光をつかんだが、その道は決して平坦ではなかった。