メニュー

競走部

« 特集に戻る

2014.12.25

【連載】『集大成』 第9回 三浦雅裕

 渡辺康幸駅伝監督(平8人卒=千葉・市船橋)から秘密兵器と呼ばれ、6区早大記録をたたき出した東京箱根間往復大学駅伝(箱根)からはや一年。『新・山下りの神』として三浦雅裕(スポ3=兵庫・西脇工)の見据えるものは、6区区間新記録のみとなった。だが飛躍を誓った今季はトラックシーズン中盤以降、不調とケガに悩まされる。昨春の好走から一転調子を崩した要因、そこから這い上がり迎える2度目の箱根路への思いを赤裸々に語っていただいた。

※この取材は11月26日に行われたものです。

『自信』と『過信』

笑顔で取材に応じる三浦

――本日はどのような練習をされましたか

きょうは20キロのペース走を行いました。ある程度遅いペースで長い距離を積む練習になるのですが、箱根は一区間20キロ程度あるので、それのイメージづくりとなるような練習です。

――最近は箱根に向けてどのような気持ちでお過ごしですか

全日本大学駅伝対校選手権(全日本)が終わって日に日に箱根の日程が近づいていっている中で、緊張感といいますかモチベーションも徐々に高まってきています。それをいかにレースに持っていけるか、気持ちを持っていけるかということを意識して日々過ごしています。少しずつ緊張してきているなという感覚はありますね。

――いま何かマイブームや趣味のようなものはありますか

最近はウィンドウショッピングにはまっています。行って服とかを買わずに見るのが好きです。なのでオフの日は何人かと出かけたりしています。

――どなたと行くことが多いですか

最近ですと高田(康暉、スポ3=鹿児島実)とか中村信一郎(スポ3=香川・高松工芸)とかですね。あとは他大の選手と行くこともあります。西脇工高時代の先輩とかと行くことも多いですね。

――3年生内での仲はいまも変わらず良いのですか

いいですね。いいですし実力がみんな同じくらいのところまできているので、同じレベルで話せたりしてさまざまな意識づけなどもしていますね。

――3年生になって何か変わったことは

やはり3年生や4年生になってくるとチームの中核を担うようになってくるので、いかに1、2年生を巻き込んでいい勢いのままチームを動かしていくべきか考えるようになりました。もっと言うと、箱根で優勝するためにみんなが同じ気持ちを持てるように自分たちがどう動くか考えています。

――ここからは今シーズンについての質問をしていきたいと思います。まず簡単に今シーズンを振り返ってみていかがですか

今シーズンは5000メートルにおいては高3の時の記録を抜くことができました。1万メートルでは達成できませんでしたが、そのように新記録が出せたということを考えると少しは前進できているのかなと思います。でもその中で関東学生対校選手権(関カレ)の5000メートルでは他の選手と全く勝負できなかったので、記録とかではなくて大学を背負って戦えるかとなったときに、気持ちというか精神面において劣っていた部分があったとは思っています。

――いま現在の三浦選手自身の体の調子はいかがですか

徐々には上がってきています。夏合宿が終わってから箱根一本に絞ってきたので、体の調子もいいですし、精神面もそれに比例して徐々に高まりつつあります。

――個人だけでなくチームの雰囲気はいかがですか

もちろん全員が箱根優勝とか勝ちたいとか思ってはいるのですが、全日本後はその方向性がみんなバラバラになってしまっていました。でも先週全体ミーティングを行ったことをきっかけに、みんなが束になって同じ方を向いて絶対優勝すると言っているので、ワセダを背負って戦える状態にあると思います。

――シーズン序盤の話になりますが、序盤は箱根の勢いそのままに好調を維持しているように見えました

日本学生ハーフマラソン選手権(立川ハーフ)までは好調で、それが終わって勢いだけで4月、5月と走り続けてきたので、少しでも調子が悪くなると「なんであの時調子が良かったんだろう」と分からなくなってしまいました。そういう考えるということが中盤以降は少し足りていなかったのかなと思います。あとは試合だけに捉われてしまっていたというのはありますね。ただ走って調整して試合出て、というサイクルをずっと繰り返していたので、もっと広い視野を持って陸上のポイントにしても違う視点を持ってみたり、フォームや動きの確認をできていなかったりしたのがうまくいかなかった要因かなと思います。

――逆に立川ハーフまで好調を維持できた要因は

集中練習の走り込みがまず一つで、あとは箱根で区間上位で走ることができたので、それが自分の自信につながりました。トップの選手とも戦えるんじゃないかという気持ちになれたことは大きかったですね。

――5000メートルからハーフマラソンまで取り組んだシーズン序盤でしたが、三浦選手自身は短めの距離と長めの距離ではどちらの方が得意意識がありますか

自分としては5000メートルの方が好きですし、得意だと感じています。速いペースで押していくことが自分には合っていると思っていて、ある程度のペースで長く走るよりは5000メートルをガンガン攻めて走っていく方が個人的には好きですね。

――夏合宿の期間はどのように取り組まれていましたか

ずっとケガをしてしまっていたので正直最後まで乗り切れた合宿がなかったのですが、逆にそれをプラスに捉えています。秋シーズンは走れていなくてもっと苦しめられると思っていたので、そこまで走れなくても受け入れることができましたし、走れなかった時期をプラスに捉えるようにはしています。

――箱根事後取材の際にトラックシーズンの目標を5000メートル13分台、1万メートル28分30秒を掲げられていましたが、その目標にご自身がどれほど近づけたとお考えですか

やはり前に取材していただいた際も、勢いだけで言ってしまったところがありました(笑)。現実的に考えたら、5000メートル13分台は動きの面であったり精神面であったり走りの面であったりとか振り返っても近づいているとは思うのですが、1万メートル28分30秒というのはまだまだ高いハードルだと思うので、そこには近づき切れなかったかなと思います。そこに近づくためにどのように取り組めばいいのかというアプローチが見えていないので、1万メートルに関してはまだまだだと思います。

――もし仮にいま、現実的な来季の目標を立てるとしたらどのようなものになりますか

5000メートルは13分台…13分55秒切りですね。1万メートルは28分台を目標に取り組んでいきたいと考えています。

――ハーフマラソンに関しては立川ハーフの際に好タイムを記録しましたが、それは自信につながりましたか

僕自身長い距離は駄目だと思っていたので、まさか自分があのタイムで走れるとは思いませんでした。自信にもつながりましたが、逆にそれがその後の過信にもつながってしまったのかなと。いま振り返ってみるとそのようになってしまったのではないかと感じますね。

――ハーフマラソンに関しては部内でも多くの選手が好タイムを記録するシーズンとなりました

もともとワセダの練習というのは20キロとか長い距離を走れるようになるための練習方法が組まれているので、だいたい主力でもそうでないメンバーでもある程度力が付いてきて、練習もこなせるようになってきたという事実を踏まえてハーフのタイムが伸びてきたのではないかと思います。ある程度は想定内ですね。

――10月の早大長距離競技会では1組目でペースメーカーのような役割を担われていましたが、その意図は

夏以降ずっとケガをしていて、早大長距離競技会も正直出たくはなかったのですが、ちょっと練習も積めてきたので首脳陣に「ペースメーカーとして頼む」と言われて出場しました。でも全く走れなかったんですよね…。体も動かなくてペースメーカーとしての役割をあまり果たせなかったのは申し訳なかったなと思います。

――体が動かなかった中で意識していたことはありますか

いかにペースを上下せずに安定した走りをするかということだけを考えていました。

――2組では多くの選手が28分台という好タイムをたたき出しました。三浦選手の目にはその光景はどのように映りましたか

ゴール地点で見ていたのですが、合宿後の記録会をみんな想定以上の結果で終えて多くの選手が28分台のタイムをたたき出してみんなでハイタッチしていて、その部分だけを見ると正直悔しい気持ちが込み上げてきましたね。やはり僕自身そのメンバーたちと一緒に走り続けてきたので、早く一緒に走れるように力を付けたいと素直に思いました。

――その流れで好調かと思われたワセダでしたが全日本では7位という結果に終わりました。その結果を受けて三浦選手自身はどのように感じましたか

ほぼ100パーセントのメンバーで臨んで走った結果が7位で、一人一人がある程度の持ちタイムがあっても流れや展開が悪いと走れないのかなと強く感じました。やはりそれがいまのワセダの弱みであって、流れを変える選手がいないという課題について考えさせられたりしましたし、そのメンバーにすら自分は入れなかったわけで、箱根では絶対に(メンバーに)入っていい走りを披露したいと思いました。

――やはりことしの全日本に出たいという気持ちは非常に強かったですか

やはりそうですね。同期の中村信一郎も徐々に力を付けてチームの上位に食い込んできたので、負けたくないという気持ちは強いです。

――上尾シティマラソンに出場しなかった意図というのは

やはりもうすでに山下りに特化した練習をしているので、その大会は出ないことになりました。山下りについてはいまは悪くもなく良くもなくという感じですかね。

早大記録を礎に区間新記録へ

――ここからは箱根の話に移っていきたいと思います。前回の区間2位の好走をいまあらためて振り返っていかがですか

よく走れたなと思います。直前に練習を積めていたわけでもなくて、実際レース展開も前と後ろが離れている立ち位置だったじゃないですか。それで良くあの走りができたなとはいまとなっては思います。

――昨年とことしで現在の時期の調子を比べるといかがですか

走力は昨年より格段に付いているので、そういう面ではもちろん自信はあります。あとは山下りというコースは走れば走るほど分かってくることも多くタイムも伸ばしていけると思うので、正直きょねんより自信はあります。

――前回は初出場でしたが、もし再び出場することになれば感覚は違うと思いますか

やはりきょねん山下りである程度走れて区間記録などの期待値や注目度も高まっているので、その期待に応えられるように結果を残したいとは思っています。

――集中練習ではどのようなことを意識して取り組んでいますか

ケガをしないこと、それだけです。走り込めれば6区の区間賞は確実に取ることができるので、ケガをしないようにということだけ意識するようにしています。課題に取り組むとかそういうこと以上に、体のケアを重視しながら練習に取り組んでいます。

――事後取材の際に「終盤の平地で跳ねてしまうことを直すために体幹トレーニングを行う」と語られていましたが、その効果が出てきていたり本番で見込めそうだったりはしますか

6月くらいから体幹トレーニングの応用のようなものを取り組み続けてきて、最近走っている時にぶれなくなったというのは感じられますし、真っすぐに体を使って走れているということも感じています。

――逆にことしに入ってから新たに見出した持ち味とか、箱根当日ここを見てほしいというようなポイントはありますか

昨年と比べて粘れるようにはなりましたね。なので後半の2、3キロの平地の部分とかの違いを見てほしいですね。

――前回の58分51秒というタイムについていま一度振り返っていかがですか

僕の中では58分30秒を切れると思っていたので、あまり納得していないですね。次に狙うは57分台というつもりでやっていきたいと思います。

――単独走となって流れをつかめなかったとのお話が先ほどありましたが、それさえなければもう少しいい記録が出たのではないかというのはありますか

そうですね。4、5分差とかではなくて30秒差、1分差とかの前の位置に選手がいる状況だったら、それを追うというモチベーションがさらに加わったと思うので、もっと勢いよく走れたのではないかなと思います。

――単独走と集団走だと集団走の方が得意ということでしょうか

集団の方がいいですね。理由は単純で、誰かの後ろについたら楽に走れたり勝負できたりするというだけですね。

――前回のタイムは6区早大記録となっていますが、事後取材の際には「最低条件」と語られていました。実際に時間を置いてみて何か思うことや変わったことはありますか

ないですね。特に本当に何もないですね(笑)。周りも早大記録は自分なら出せて当たり前だろという感じだったので、特にはないです。

――早大記録に関しては4区で平和真(スポ2=愛知・豊川工)選手も樹立しました。同時に二人も早大記録を持つ選手がいるというのは珍しいことだと思いますが

早大記録というよりはやはり区間賞、区間新記録というのを狙っているのは僕も平も同じなので、特に二人共何も感じてないと思いますね。早大記録に関してはただの通過点といいますか、区間賞や区間新記録を出すための礎のようなものだと感じています。

――平選手もトラックシーズンの中盤以降なかなか結果を残せず、全日本出場もなりませんでした。少し早大記録を持つ二人の境遇が似ている印象を受けましたが

あいつ(平選手)はマイペースなんですよ(笑)。ある程度走れなくても自分の感覚というものを持っていて、その感覚さえ取り戻せればこれくらい走れるというのがあると思います。でも僕に関してはそういうものが確立できていないので、境遇は似ているかもしれないですがそういう感覚とか考えの面で違う部分はあると感じます。5000メートルだと平の方が結果を残しているので、そういう面ではもっとできることはないかを考えさせられたりはしていますね。

――先ほど話されていた通り、早大記録の次には区間賞や区間新記録への期待が高まると思いますが

自信ははっきり言ってあります。区間賞と区間新のどちらにおいても。来年に関してはコースが少し変更になって、区間賞を取れれば区間新記録ということになります。区間賞を取れる自信はあるのでそれだけを狙ってやっていこうと思います。

――コースが少し変わることについて思うことは

ちょっとだけ距離が伸びていて、それも後半の部分が伸びているので、そこでペースが落ちないように気を付けたいなとは考えています。

――いままでの区間記録を塗り替えるチャンスがなくなってしまったというかたちにはなるのですが、それに対する悔しさのようなものはありますか

やっぱりその区間記録を塗り替えて初めて区間新記録を樹立したといえると思っていたので、そういう面では悔しいという気持ちはあります。ただちょっと距離が伸びているので、その状態で千葉健太さん(平25駒大卒=現富士通)の持つ記録を塗り替えれば評価はされると思うので、いまはそれを狙っています。

――誰にも破られないようなタイムをたたき出したいという気持ちはやはり強いですか

そうですね。やはり57分台という大きなカベを破って大記録をつくることが目標です。

――前回の『秘密兵器』から一転、一躍注目選手として扱われる可能性が高いと思いますが

そのような注目や期待は周りからの評価でしかないので、そういうことはあまり気にしていません。あくまで自分は自分の目標ややりたいことに向けて練習をして、結果で示していきたいと思います。

――そのような注目や期待が力になることもあるのではないでしょうか

もちろんそのように力になることもありますが、逆にプレッシャーになってしまうこともあるので考えないようにしています。

――そういう意味ではいまはそこまでプレッシャーも感じていないと

感じてないと言ったらそれは嘘になりますけど(笑)、やはり創部100周年というのも迎えていて重みや伝統というものは感じています。そういう意味ではプレッシャーはあるのですが、周囲からのことに関しては気にしないようにしています。

「例年以上に一体感は強い」

関カレ5000メートルに出場するなど徐々に力をつけてきた三浦

――かつての選手も含め6区の選手の中で目標としたい選手はいますか

6区とかは全く関係ないのですが、目標という意味をあてはめるなら高田ですね。目標でありライバルであるので、高田に勝つことを一つの目標として考えていきたいと思います。

――事後取材の際にも高田選手をはじめ、同年代の選手をライバルとして挙げられていましたが、いまもその点は変わりないですか

そうですね。東洋大の服部(勇馬)とか青学大の久保田(和真)とか日体大の山中(秀仁)とかいろいろいますが、その中でも特に高田や服部にはライバル意識が強いですね。

――もし現時点で6区を走る上でマークしておきたい他大の選手がいれば教えてください

前回も山下りをした駒大の西澤(佳洋)さんですね。ハーフでも走れていて5000メートルでも1万メートルでもある程度結果を残しているので、そういう選手が4年生として最後の箱根路に挑んでくる怖さというのはあると感じています。

――今季、渡辺監督から何か言われていることはありますか

とりあえず5区と6区に関しては代わりがいないので、絶対にケガをするなとだけ言われています。期待されていることとしてはどんな流れで来るか分かりませんが、いかに勢いをつけていい流れにして次につなぐことができるかというところだと思います。そういう面では(流れを)変えやすい区間だとは思うので頑張りたいです。

――事後取材の際にもっと引っ張ってほしいと語っていた4年生へのいまの印象を教えてください

きょねんはもっと引っ張ってほしいと感じていたのですが、3年生になってからは3、4年生の上級生で下級生、チームを引っ張っていくということを考えていました。実際引っ張る立場になってみると難しいなと感じています。なのでそんなことも言っていたなという感じです。生意気でした(笑)。

――山本修平駅伝主将(スポ4=愛知・時習館)のいまの印象は

修平さんは口であれしろこうしろとか言う選手ではなくて、行動で僕たちやチームに示してくださる方です。チームの流れが悪かったりしても修平さんは行動で道を示してくれるので、そういう面では修平さんを見て頑張れていたというのが僕のみならずチームにあると思います。

――かつての主将と比べて山本駅伝主将の違いはどのようなところにありますか

チームのために取り組む姿勢が強いですね。佐々木(寛文、平25スポ卒=現日清食品グループ)さんも大迫(傑、平26スポ卒=現日清食品グループ)さんもチームのことを考えられてはいましたがベースは自分自身である印象が強かったので、二人と比べると修平さんは自分のことにプラスよりチームのことを考えて運営しているのが僕たちもすごく分かっています。だからこそチーム一体となって頑張れているのかなとは思います。例年以上に一体感は強いと感じます。

――特にお世話になっていると感じる4年生はどなたになりますか

田口(大貴、スポ4=秋田)さんと高橋広夢(スポ4=東大付)さんですね。広夢さんは前からずっと仲が良くて、ことし徐々に走れるようになって結果も残してきました。そういう意味で仲がいいだけの立場からさらにライバル、危機感を感じさせてくれる存在になりましたし、僕が頑張ることで広夢さんも頑張れるというようなそういう切磋琢磨(せっさたくま)し合える関係になりました。田口さんは単に僕たちにとってのいじられキャラというか、存分に楽しませていただいてます(笑)。

――高橋広夢選手と仲がいいとの話がありましたが、前回大会は山の5区6区で日をまたいではいますがつながっていました。何かメッセージを送るなどしましたか

二人とも初出場ながら山という特殊区間で流れを変えるには絶好のポジションでした。あまり周りの評価を気にせずにとりあえず二人で最大限に貢献しようと話しながら、箱根まで練習に励んでいました。

――ことしは中村信一郎選手の台頭など、3年生の層が厚くなってきているように感じますが

高田、柳、中村信一郎の三人は大会でもしっかり結果を残していてワセダ内では駅伝で主要区間を任されるような存在になってきているので、僕も負けていられないという気持ちが強いです。その中で自分だけいま劣っているとかそのようなことは全く思っていないので、彼らが走れているからこそ僕も彼らと同じくらい…それ以上にもっと走れるに違いないと考えています。練習の時にもきついときに「あいつが頑張っているから自分も負けられない」と思ったり声を掛けあったりしています。切磋琢磨(せっさたくま)できていると思います。

――勢いのある後輩たちへの印象は

経験に勝るものはないと思うので、全日本に出場したような選手たちにとってはそこから何かを得られればいいと思います。

――箱根までにこれだけは会得しておきたいと思うことはありますか

やはりワセダを背負うということで気持ちの面が大切になってくると思います。そういうプレッシャーに負けないというか自分に打ち勝っていける精神力を会得ではないですけど、箱根に合わせて臨みたいと思います。

――思い描くレースプラン等あれば教えてください

5区と6区で2時間16分台という目標を立てているので、となると58分切りや58分前半というあたりがターゲットになってきます。いま考えているプランとしては最初の5キロで余力を残しながらハイペースで突っ込むことができるかが勝負だと考えています。

――序盤は上りとなりますが、自信はありますか

あります。ある程度走力がついてきているのは自覚しているので、上りもしっかり粘れるはずです。

――あらためて、個人と全体の目標をお願いします

全体としては総合優勝、個人としては区間賞と区間新記録。それだけです。

――最後に箱根に向けた意気込みをお願いします

ワセダの伝統とかの重みに打ち勝ってタスキをつなげていきたいと考えていますので、応援よろしくお願いします。

――ありがとうございました!

(取材・編集 細矢大帆)

箱根への意気込みを書いていただきました

◆三浦雅裕(みうら・まさひろ)

1993年(平5)8月23日生まれ。166センチ、50キロ。スポーツ科学部3年。兵庫・西脇工高出身。自己記録:5000メートル14分07秒63。1万メートル29分42秒50。ハーフマラソン1時間2分52秒。来季全日本を走るとしたらどの区間を走りたいか尋ねたところ、迷わず「1区で!」と答えてくださった三浦選手。その真相は今季大ブレークを果たし、中高時同地区でしのぎを削り合った平井健太郎選手(京大)へのライバル意識に寄るそう。内に秘める思いをぶつける機会は訪れるのでしょうか!?来季の伊勢路に注目です!

« 特集に戻る