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2012.12.24

【連載】『逆襲』 第2回 相楽豊コーチ

 第2回は渡辺康幸駅伝監督(平8人卒=千葉・市船橋)の女房役としてすっかりおなじみとなった相楽豊コーチ(平15人卒=福島・安積)。チームを陰ながら支える相楽コーチに現在のチームの印象、今季の収穫、そして東洋大の柏原竜二(富士通)が抜けたことしの箱根に起こる変化を伺った。
 

※この取材は11月24日に行ったものです

「やれるのではないかという手ごたえを持った状態」

笑顔で取材に応じる相楽コーチ

――現在のチーム状況はいかがですか
 先週の上尾ハーフ(上尾シティハーフマラソン)が終わり、休養が明けてきょうから箱根に向けての集中練習が始まった状態です。大きな故障者もなくて、一応全員でスタートできています。

――コーチから見て、現在のチームの雰囲気はどのように感じていますか
 夏合宿でそこそこうまくいけたので、駅伝シーズンに対しては手ごたえがあった中で、出雲(出雲全日本大学選抜駅伝)で少し予想外というか、コケてしまったところもあったのですが、全日本(全日本大学駅伝対校選手権)、上尾ハーフと試合を重ねていくうちに夏合宿をやった成果が少しずつ出だして、何とかやれるのではないかという手ごたえを持った状態で集中練習に入っていけたので、そういう意味で箱根に向けてチーム一丸となってスタートできた状態だと思います。

――きょうからの集中練習ではどのような練習を行っているのですか
 箱根の20キロという距離のコースに対応するために、質、量ともにとても高いもので、夏合宿に近いかたちで、プチ合宿のような練習ですね。いやらしく追い込んで追い込んでという練習をきょうから始めます。

――それでは、今季全体を振り返っていただきたいと思います。昨季は震災の影響で思うように練習が積めなかったというお話がありました。今季に関しては、問題なく例年通りのスケジュールを行えたのでしょうか
 去年の反省がうまく生きたというか、シーズン通して試合なり練習なり安定した成果を出そうということで始めましたので、そういう意味では春の鴨川合宿から良い練習ができて、それをトラックシーズンにもバラバラですけど、結果として出て、夏合宿でも大きな離脱者もいなくて継続して練習できましたので、年間通して長期間の離脱者を出すことなく全体でそこそこ自己ベストも出しつつやってこられていたので、良いシーズンだったと思います。

――長期の離脱者があまり出なかったというのは珍しいことなのですか
 やはり気を付けていると言いながら、どうしても大きな怪我をしてしまって半年とか1年単位で故障してしまう子が毎年結構いるのですが、今季はそれがなくて、小さい故障はするものの、少し離れれば回復して戻ってくる人がほとんどでしたので、危機感を持って自分の体の管理をしっかりできた成果なのかなと思います。

――具体的にどのようなことが、故障者が出ないことにつながっていたのでしょうか
 自己管理とセルフケアに尽きるのかなと思います。毎年練習は変わらないですし、変な話追い込む時期は、僕らはいかにして体を壊そうかという練習メニューを出していますので、それをできるだけ1回の練習の疲労を引きずらないで、というところは自分で食事と休養と治療のあたりの意識がしっかりできていたのかなと思います。

――それでは今季は、選手たちの意識が高かったということですか
 そうです。特に主力の選手が、本当に層が薄いので、誰が欠けても負けるとかやばいぞという雰囲気を皆が持ってやっていたと思いますので、それが1年間を通して継続できたのかなと思います。

――今季のトラックシーズン全体をご覧になっての感想を聞かせてください
 1つはやはりインカレで複数の入賞者が出せたことですかね。もともと大迫(傑、スポ3=長野・佐久長聖)とか主力の選手はもちろんですけど、前田(悠貴、スポ4=宮崎・小林)ですとか神内(隆年、スポ4=京都・山城)ですとか、これまでの駅伝の主力選手以外の選手が種目は違えどいろいろな種目で入賞できたことが良かったことだと思います。記録面で言えば、いろいろな記録会で(自己)ベストを出したり、自己ベストに近い記録を出したり、という選手もちらちら出ていましたので、記録も内容も共に良かったと思います。

――夏合宿は充実していましたか
 層が薄いので例年に比べて一軍の人数を絞ってやっていたのですが、それが結果的に良かったかなと思います。一軍の選手はそれで、危機感を持って自分たちがやらなければという意識を持ってできましたし、それに引っ張られるかたちで今度は下のBチームの選手たちが、自分たちが底上げしなければという意識を持って、高い意識で競争してくれましたので。それで、ここになってBチームの選手も自己記録を出してきたりして、少しずつ力をつけていますので、良い合宿ができたと思います。

「ワセダらしく戦えればいい」

――駅伝シーズンのお話を伺いたいと思います。出雲駅伝は6位という結果に終わってしまいました。この 結果はどのように受け止めましたか
まさか…、というところなのですが。自信を持って送り出したレースでコケてしまったので、それはそれで、レースでコケたらしかたないかなと思う反面、遅れた中で2区以降の選手たちがレースをつくってくれたのが収穫でした。ただ、チーム全体としては、夏合宿をやっていた手ごたえからすると、もっといけるのではないかという不完全燃焼というか、フラストレーションが溜まるレースだったので、それが次の全日本につながることにもなったのですが。正直狙っていただけに、少しショックではありましたね。

――その後、全日本まで少ない時間でどのような修正を行ったのでしょうか
 選手たちに話したのは、いつも出雲から全日本までの間の練習はパターン化されて決まっているので、この1カ月で劇的に変わることはないだろうと。ただ、出雲の結果が自分たちの全てではないよと。夏合宿で良い準備ができていましたので。そういう意味で、危機感を持ってやっていってほしいけれども、夏やったことの全てが否定されたわけではないので、いまからこの1カ月間で決まっていることを確実にこなしていこうと話をしました。それに皆が応えてくれて、緊張感がもっと大きくなる中でも絶対やってやるんだという強い意志を持って1カ月間過ごしてくれたので、それが全日本の結果にも出たのかなと思います。

――それでは全日本の結果は、どう受け止めていらっしゃるのですか
 出雲の反省を踏まえて、自分たちの力を出すレースはできたかなと思います。ただ、正直やはり二強の駒澤、東洋に絡みたいと思っていました。できれば、前にいきたいと思っていましたので、それが1回も首位争いに絡めずに、後ろからのスタートになってしまって、3番に終わってしまったというところでは、悔いが残りますね。

――夏合宿の練習が充実していたということが選手の自信になっていたのでしょうか
 そうですね。出雲でそれが出なくて自信を失いかけていたと思うのですが、全日本や先日の上尾ハーフで、1人が良かった悪かったというのはありますが、成果として出たと感じている選手が多いのではないかと思います。

――上尾ハーフでは、11人中8人が自己ベストを更新しました。この結果はいかがでしょうか
 8人…。いつも上尾ハーフが、全日本が終わってから2週間後にあるので、十分な準備ができない中で出るレースです。調整もそんなにしないで、ある程度追い込んだ状態で出していまして。選手には、変な話、最後までもたなくていいので、いけるところまで先頭集団でレースをしなさいと指示をしていました。それが、たまたま最後までもって、自己新がそれだけ出る結果になったと思うのですが。それより内容が見たかったので、内容を見ると、結構終盤まで先頭集団で粘ってレースを進める選手が多かったので、良かったと思いますね。

――二つの駅伝と上尾ハーフというロードの期間で得た収穫と課題は何でしょうか
 収穫はやはりワセダが本来持っている長い距離に対する自信を持てた選手が多かったのではないかということが1つ。あとは、二強以外は混戦だと言われている中で、全日本で3番を獲ることである程度自分たちがやれるんだという自信を得たことですね。課題としては、やはり地の力がまだ二強には及ばないなということが改めて確認できたことと、層の薄さ、箱根は10区間になりますので、いままで主力と言われていた選手以外の頑張りがどれだけ駒澤さん、東洋さんに近づけるかのポイントだと思います。

――コーチから見て今季一番成長した選手は誰ですか
 これからカギを握ってくるところに入ると思うのですが、いままで柱と言われていた選手以外、田中(鴻佑、法3=京都・洛南)だったり、田口(大貴、スポ2=秋田)だったり、高田(康暉、スポ1=鹿児島実)だったり、柳(利幸、教1=埼玉・早大本庄)だったり…。1年生も入ってしまうのですが、そのあたりの選手が本当に上の選手に引っ張られるように力をつけてきていますので、彼らはとても伸びたなと思います。

――柳選手と高田選手。ルーキー二人の印象はいかがですか
 二人とも対照的な選手ですね。高田は駅伝の名門校で、全国優勝も経験して経験豊富ですし。逆に柳は、駅伝の経験というか陸上の経験自体がほとんどないような状態で…。先日、あんなかたちでデビューさせましたけど、二人とも1年生らしくないというか、大舞台に動じないでしっかり自分の走りができる選手なので、彼らに助けられたというところは出雲と全日本に関してはあります。これからもあとは箱根しかないのですが、いままで通り、物怖じせずに自分の力を出せるようになってほしいと思います。

――それでは、いま調子が良い選手は誰ですか
 上尾ハーフが終わって休ませたのですが、やはり皆疲れが抜け切らないですね。それで、これから追い込むので、いま調子が良い人は逆にいないのではないかな。きのうも(千葉国際駅伝で)大迫と平賀(翔太、基理4=長野・佐久長聖)が走っていて、二人ともやはり万全ではなかったのでそういう走りでしたし、いま調子の良い子はいないのではないかなと思います。

――大迫選手はきのう日本代表として出走されました
 ことしオリンピックには出られませんでしたけれども、毎年着実に力をつけていて、世界が確実に近付いてきているので、きのうも日本代表に選ばれて、世界のメダリスト一緒に走って大きな経験を得たと思います。来年は世界選手権もあるので、それに向けて力をつけて、近付いていってほしいですね。一方で、その経験をワセダに還元するというか、これから箱根に向けての1カ月間、皆と一緒に練習していくわけなので、世界を見据えながら学生の中でトップレベルの力を出してほしいと思うし、それがワセダに良いかたちで還ってくればいいと思います。

――大迫選手がオリンピックに挑戦したことで、何か本人に変化はありましたか
 本当に片指というか片手くらいかかったところまでいったので…。オリンピックの懸かった日本選手権までの集中の仕方も素晴らしかったと思いますけど、変わったなと思ったのは逆に終わったあと、オリンピックを逃したあとに変に腐らず、もっと力をつけてステップアップするんだというのが随所に出るようになったので、そこは変わったと思います。

――チーム全体として、大迫選手がオリンピックを目指すことで生まれた相乗効果のようなものはありましたか
 やはり同じ推薦で入ってきた選手や実業団で続ける4年生は、同じ土俵で今度はやるわけなので、チームの中にそういう選手が1人でもいると、意識が高くなりますよね。自分たちもやはりああならなければいけないんだという意識が出ると思いますので。

――平賀選手は三大駅伝皆勤賞がかかっているのですが、彼の安定感の理由は何だと思いますか
 やはり大きな故障がないことが一番の強みです。平日は授業が大変で1人で練習することが多いのですが、皆と一緒に練習する機会がない中で自分の練習をしっかりこなして、自分の体もしっかり管理して、大きな故障、風邪もないので、力が落ちる期間というか練習できない期間が短いので、ずっと安定した力を出してくれているのかなと思います。

――きのう逆転劇を見せた駒大の窪田忍選手はロードに強い印象がありますが、いかがですか
 嫌ですね。何区に来てもやはり覚悟しなければいけないとは思うので…。先日の全日本を見ても、どのような流れでどのような位置できても、必ず力を発揮して走ってくる学生のトップの選手なので、やはりとても嫌です。それで、おっしゃる通り、長くなればなるほど、ロードで力を発揮するので、トラックでもかなり強かったですけど、ロードではもっと力を出してくるのだろうなと思います。

――他に他大で気になる選手はいらっしゃいますか
 いや、たくさんいてキリがないですけど…。やはり青学大の出岐雄大くんとか、東洋大の設楽啓太、悠太兄弟とか。やはりいままで駅伝を見て、少し遅れたりしたときに、それを盛り返すレースをしている選手は、何区に来ても油断できないので、嫌だなという印象はあります。

――逆にワセダで、そのように盛り返せる選手は誰だと思いますか
 やはり流れを変えられる選手としては、大迫がいて。それ以外でいけば、いま力をつけている前田とか、安定して平賀とかがある程度劣勢でも流れを変えてくれる力を持っていると思います。いまは故障で遅れていますけれども、昔の実績でいえば、佐々木(寛文、スポ4=長野・佐久長聖)とか志方(文典、スポ3=兵庫・西脇工)とか。彼らもレースの流れを変える力は十分持っていると思うので。やはりうちのそこが柱なので、彼らがどう1カ月間準備して、どう使うかというのが箱根のカギだと思います。

――11月は前田選手の活躍が目立っています。そのことについてはどうお考えですか
 卒業して実業団でやるということになって意識も変わったと思いますし、夏合宿も少し故障が出つつも、長期離脱することなくちゃんとやったので、それが秋以降、インカレの入賞から安定して力を出してくれています。かなり意識の持ち方が変わったのではないかと思います。

――佐々木選手、志方選手はあまり調子が良くない状況ですが
 佐々木は身体の故障ですね。練習が継続してできなくて、悩んでいた時期もあって。ただ、出雲でメンバーから外して、理由も説明して。出雲のメンバー争いをしているようなお前は見たくないと。もともとスタートラインというか狙う位置が違うので、全日本までには主要区間で使えるように戻ってこいと言ったところ、彼もかなり意識を変えて、全日本では主要区間に使ってもおかしくない状態で帰ってきてくれました。先日の上尾ハーフもあまり良くなかったですけれども、指示通りいけるところまでいけということで、15キロ手前まで先頭集団でレースしましたので、箱根に向けてもう不安はないなと思っています。志方は逆に、夏合宿は完全にできたのですが、その影響で疲れが出てしまい、出雲と全日本はスタートラインに立てなくて、それはそれで彼も悔しい思いをして…。今度、上尾ハーフでは十分な練習時間は取れなかったのですが、夏合宿はできていましたので、良い成果が出て、箱根にも同じようにつながるかなというレースができました。いままでなかなか目に見える成果が出てないですけど、二人もこの1カ月の練習がしっかりできれば、箱根ではちゃんと走ってくれるかなと思っています。

――佐々木主将はどのようなタイプの主将ですか
 あまり話すのが得意ではないと思っているのですが、背中で引っ張るタイプなのかな。率先して練習を引っ張ろうという意識をとても強く持っていたりしますし、見えないところで、少し道を逸れてしまった選手のフォローもしてくれているようなので。多くは語らないけれど、うまくチームをまとめてくれているのかなと思います。

――では、他大の印象についてもう少し詳しくお伺いしたいと思います。出雲で三強が完全に崩れ、大変戦力が拮抗している印象を受けます。これはどのように感じていますか
 おっしゃる通り拮抗しているので、どこが勝ってもおかしくないとは思いますけど、距離が伸びてくるとやはり駒大、東洋大が強いですし、うちも伝統的に20キロという距離には自信を持っているチームなので…。ただ一方で出雲は本当に流れだと思うのですが、青学大が前半で主導権を握ってそのままいかれてしまったので、箱根に関してもそれが全くないとは言えるような状況ではなくて…。同じように明大だったり、出雲で3位だった中大だったり、どこにでもチャンスがあるので、なんとも言えないですけど。ただやはり、できればどこにもそういった流れや主導権を渡すことなく、ワセダらしく戦えればいいかなと思います。

――やはり駒大、東洋大は強いという印象ですか
 そうですね。層が厚いので、多少の故障者が出ても代わりはいくらでもいるようなチームだという印象はありますね。逆にうちは層が薄いのが弱点としてありますけど、トップの主力選手、上位5、6人で言えば引けは取っていないと思います。うちはいま駅伝に出た選手やこれから駅伝に出そうな選手あたりが故障することなく箱根のスタートラインまでもっていくことができれば、互角とは言わなくても、良い勝負ができるのではないかと思います。

――他に気になる大学はありますか
 やはり出雲を見ていても、青山学院さんとか…。たとえば、日本大学のように留学生がいる大学、山梨学院もそうですね。やはり前に立たれるとそのままいかれてしまうところがあるので、三強とか二強とか言われているところだけではなくて、どこの大学にもチャンスがあるのが箱根だと思います。だから、気が抜けないです、19大学全部。日体大も予選会トップできていて、全日本でもうちのすぐ後ろにいましたし、やはり予選会でああいう走りができるチームは箱根でも必ずきますので、一回でもブレーキすると、そういうところに食われてしまうのかなと思います。

「箱根ではなんとしてでも取りたい」

抱負を色紙に記していただきました

――では、箱根について具体的なお話を聞かせていただきたいと思います。区間配置の構想はもう決まってきているのでしょうか
全くないですね。この集中練習を見ていって、いろいろな適性とか特性とか見て、練習の内容と成果を見て決めるので、いまの段階では全くないです。

――柏原竜二選手(富士通)が卒業したことで、山の戦い方に変化はありますか
むしろ山よりも山以外のところに影響があると思います。柏原くんが登場する前の箱根駅伝は、皆1区で団子でいって、2区のエースで勝負して、5区の山上りでも勝負というようなレースでした。うちが最初にやったと思うのですが、柏原くんがいたために前半4区間でどこまで貯金できるかという様相にここ2、3年なっているんですね。それもどこの大学でもやはり一緒で、1~4区でできるだけ主力を注ぎ込んで貯金を作って山というのが狙いだったのですが、彼がいなくなって、もちろん2区と5区がエース区間というのはあるのですが、そのあたりがいろいろな大学の思惑で、1区の置き方とか2、3区の置き方が変わってくるのかなと思います。

――柏原選手がいない箱根は久々ですね
全く別のレースになる可能性もあると思いますね。

――どの大学も手さぐり状態ということでしょうか
山上りについては、柏原くんほどの貯金を期待できる選手を持っている大学はないと思います。どこもやはりどんぐりではないですけど、前に比べるとハンデは減るので、そのあたりを前半重視でもってくるのか、後半重視でもってくるのか、バランス良く散りばめるのかというのはそれぞれのチームの狙いによって違うのかなと。

――5、6区の候補の選手は別で練習しているのですか
いや、これからは一緒にやりますね。全く関係なく最後まで一緒にいきます。

――先ほどからお話には出ているのですが、改めて今回の箱根でカギを握るものは何だと思いますか
ざっくり分けて2つだと思うのですが。1つはチームの柱となる選手、佐々木、前田、平賀、大迫、志方、山本(修平、スポ2=愛知・時習館)の6人かな。いままでチームの中心でやってきた選手が、いままでと変わらず自分の力を出せるかどうか。彼らが主要区間で他大のエース級と戦うのはもう間違いないことなので、選手たちがどれだけの頑張りをできるか。あとはこれまでつなぎと言われている区間がいまの箱根ではつなぎとはならないので…。主力以外の選手が駒大や東洋大の7番手から10番手くらいまでの選手と互角にできるか、という2つのことが課題かなと思います。その2つができれば、優勝が見えるのかなと思います。

――それでは、残り1カ月でこれは気を付けなければいけないということはありますか
やはり風邪と故障ですね。この時期から練習が1週間でも止まってしまってはもう致命的なので。さっきも練習が終わったあと言いましたけど、いつも気を遣っているとは思うのですが、この1カ月についてはいつも以上に気を配って体調管理をしっかりしてほしいと思います。

――最後に箱根に向けて一言お願いします
出雲、全日本となかなか勝てなくて悔しい思いをしてきましたので、箱根ではなんとしてでも取りたいなと思って頑張りますので、応援よろしくお願いします。

――ありがとうございました!

(取材・編集 川嶋悠里) 

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