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 早大125周年記念交流戦 3月23日 広島市民球場



 72年ぶりの激突!シカゴ大に歴史的勝利

斎藤佑、シカゴ大から勝利
オープン戦
シカゴ大
早  大15


 ついに“伝説の交流戦”が72年ぶりに復活、シカゴ大が海を越え、やってきた。国家斉唱の後、両監督がガッチリと握手をかわし始まった、この歴史的再戦。15―0と現在の実力差は歴然だったが、お互いにとって意義深い試合だった。また、朝から雨が降りやまぬ天候ながら、内野はほぼ満席という多くの人がつめかけ、注目の高さをうかがわせた。

 注目の先発は、やはりこの男、斎藤佑樹(教2)。斎藤佑は、「今日の試合が楽しみで、最初から飛ばそうと思った」と言うとおり、初回先頭打者を三振に切ると、直球を低めに集める投球で4回までパーフェクト。「直球の制球が良く」(斎藤佑)3回には、3者三振を全て直球で奪う快投。5回にも4番、5番に連打を許すものの、後続を3連続三振に仕留めた。この日の斎藤佑は、5回無失点、9奪三振、被安打2と上々の仕上がりを見せた。

上本、地元で奮起  一方打線は、雨の中、制球が定まらないシカゴ大投手陣を初回から攻め、無死一、二塁の好機に上本博紀(スポ4)。「感謝している」という地元の声援に応える適時打を放ち先制。この日の上本は、3本の適時打を含む4安打と、地元・広島でその巧みな打撃を惜しみなく披露した。その後も、勢いの止まらない打線は、19安打で15得点を奪う。しかし、その中でも特筆に値するのは、宇高幸治(スポ2)だ。大学入学後初のホームランを含む、5打数5安打5打点2本塁打の大爆発。これまでのオープン戦は、打撃不振に陥っていたが、この日の結果で吹き飛ばしてみせた。

 試合後に斎藤佑は、「今年はしっかりと体が作れている。去年より全てにおいて上を目指さないといけない」と決意を新たにした。主将・上本も、改めて「春の優勝が目標」と語ってくれた。

 永い“空白”の時間の中で、早大とシカゴ大の野球の実力は逆転していた。だが、試合終了後は、お互いの健闘を祈って、選手全員が堅い握手。72年という大きな時の流れはあっても、お互いの強固な関係に“空白”は感じられなかった。戦争なき時代に、野球をプレーできる喜びを両チームの監督、選手ともに口にしていたのが印象的だった。

(※学年は新学年)

(金森弘晃) 


◆コメント
応武篤良監督(昭56教卒)
(きょうを振り返って)この伝統の一戦をずっと前から楽しみにしていました。地元に帰って勝敗じゃなく、良い試合ができました。(15−0と圧勝)結果は良かったですが、たまたまワセダの良い面が出ましたね。(シカゴ大は)最後まであきらめず、一球に一生懸命になっていました。(シカゴ大との対戦については)シカゴ大から100年近くも前にベースボールを学び、我々の師ですから。良い形で恩返しができたと思います。(地元出身の選手が多く出場したが)地元、近隣から来ている選手を中心にメンバーを組んだんですが、ご両親も来ている選手がいるということで、活躍できてよかったと思います。

上本主将
(4安打の活躍)結果が出てホッとしました。(日本との違い)あまり感じませ んが、身長が高いのでうまく対応しようと。(良いバッティングだった)逆方向 を意識したのがよかったと思います。(地元広島での開催)広島は自分にとって 思い入れがあるし、結果が出て本当によかった。雨の中多くの方々に来て頂いて 感謝しています。(以前と違うところ)すごい新鮮な気持ちでした。何かあった ときには思い出したいと思います。(上本さんは一段と声援が大きかった)嬉し いことです。もっと頑張っていかなきゃいけないですね。(打順について)1、 3番どっちがいいというのは特にない。どっちでもいけます。(広島市民球場は )高3以来なので懐かしかった。高校野球最後の試合を思い出しました。(シー ズンの目標)春のリーグ戦の優勝です。

斎藤佑
(4回までパーフェクトピッチング)きょうの試合を楽しみにしてたんで、最初からとばしていきました。(良かった点)真っ直ぐのコントロールが良かったです。(変化球は)悪くはなかったですね。(雨の影響は)特になかったです。(反省点は)きょうは真っ直ぐ主体で投げたんですが、インコースの真っすぐを投げられるようになることが今の課題ですね。(外国人に違いは)基本的には一緒ですね。変化球の見極めが良いと思いました。(背番号1について)初めて1を背負ったときは重みを感じました。声援もたくさん聞こえてきました。(広島のファンのみなさまに一言)キャプテンも監督も広島出身で、野球に熱い方が本当に多い。雨の中、集まってくれて本当に感謝しています。(目標)今年はしっかりと体が作れている。去年より全てにおいて上を目指さないといけないと思っています。(球場の印象)今年最後と言うことを聞いていたので、すごく残念です。今年やらせてもらって、ファンの方との距離も近く、良い球場だなと思いました。(原爆ドームの資料館へは)原爆については小さいときから勉強してきましたが、実際に訪れてみると、きょうこうして自分がいるのも平和で良かったなと。(献花したときは)自分たちと同じ世代の方々が亡くなっている。野球ができて幸せだなと感じました。







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