早スポ部員の一日 ~入稿編~

 「新聞はもともと1枚の白い紙だった」――とある新歓チーフの言葉です。早スポが年に12回発行している新聞は、全て部員たちの手によって作られています。新聞製作は、取材、『ホムペ記事』(早スポのホームページに載せる記事)執筆とは異なり、全員が取り組む大きな仕事です。これぞ早スポの醍醐味といってよいでしょう。ここでは、どのような過程で新聞ができるのかを紹介していきます。

2013年度1月号

1.編集会議

 新聞を作るために、まずは『編集会議』を行います。『編集会議』では、どのような記事を新聞で扱うかについて話し合います。紙面に乗せられる記事は限られているため、各部活の担当チーフは、ここで熱いプレゼンテーションを行うことになります。早スポでは、号外を除き年に11回の新聞を発行しています。そこで実際に新聞のレイアウトをするのは『面担者』(紙面のレイアウトを担当する人)の役目です。世界で一つだけの、自分にしかできない面を作る。そんな『面担者』の仕事はやりがいに溢れています。積極的に『面担者』に立候補しましょう!

編集会議の様子

2.記事執筆

 紙面で扱う内容が決まったら、『紙面記事』(新聞に載せる記事)の執筆が始まります。『紙面記事』は『ホムペ記事』とは異なり、字数が細かく指定されています。そのため、限られた字数で最大限のことを伝えなければなりません。『紙面記事』は書き手にとって難しいものですが、その分、完成した紙面に自分の記事が載る嬉しさは大きいものでしょう。このために、普段から『ホムペ記事』を書いて、良い記事を書く練習をしておきましょう!

3.入稿

 ここからは、実際に行われる新聞制作についてご紹介します。早スポは日刊スポーツの場所をお借りして、新聞を作っています。この作業のことを『入稿』といいます。『入稿期間』(新聞を作る期間)は通常7~10日ほどですが、面数が多い新聞になるほど長くなります。この間、『面担者』は早スポ部員から送られてくる記事を配置したり、写真を選定したり、見出しを考えたりします。1枚の白い紙に自分の全てをぶつけて、納得のいく紙面を作っていきます。初めて『面担者』になる人は、分からないことが多く戸惑うかもしれません。でも大丈夫、心配はいりません。『入稿期間』中は、『サブ担』という先輩が、『面担者』のサポートをしてくれます。『サブ担』は、一度『面担者』になったことがある人たちですから、優しくアドバイスしてくれるでしょう。分からないことはどんどん聞いて、自分だけの面を作っていきましょう。
 『入稿期間』では、『記録班』や『データ班』といった人たちも活躍します。『記録班』は、新聞に載せる文章に間違いがないか、見出しの文字に被りはないか、何度も読んでチェックしてくれます。『データ班』は、選手の成績や試合の結果などの数字が正しいかを見てくれます。出来上がった新聞は多くの人に読まれます。そのため、間違いがあってはいけません。そのためにはこれらの班の仕事が不可欠です。このように、多くの早スポ部員が関わって、新聞が作られていくのです。

4.降版

 とうとう『降版日』(新聞が刷り上がる日)になりました。最後の最後まで、細かい修正をして、最高の面を目指します。新聞は日刊スポーツの地下で刷られます。何日も向き合ってきた紙面が刷り上がるときはとても感動します。「正直泣きそうになった」という声も56期にありました。

ついに降版!お疲れ様でした。

5.新聞配布

 せっかく一生懸命作った新聞も、多くの人に読んでもらわなければ伝わりません。そこで、早スポは平日の昼休みに、キャンパスで新聞を『配布』しています。さらに、校外の人にも読んでもらうために、早慶レガッタや野球とラグビーの早慶戦、箱根駅伝でも『配布』を行っています。皆さんも『配布』を見かけたら、ぜひ手に取ってみてください!

 ここまで早スポの新聞ができる過程を紹介しましたが、いかがでしたか?一つ一つの新聞には、記事を届けたいという早スポ部員の思いが詰まっています。実際に、プロの場所をお借りして新聞を作れる機会は滅多にありません。新入生の皆さんにも、今しかできないこの貴重な体験を、ぜひ味わってほしいです。この記事を読んで興味を持ってくれた方は、早スポに入部してぜひ一緒に最高の新聞を作りましょう!

(記事・編集 丸山美帆)